衆院予算委員会で14日、「外交他諸課題」に関する集中審議が開かれました。

 立憲民主党・市民クラブから質問に立った本多平直、川内博史両議員は、加計学園の獣医学部新設をめぐる10日の柳瀬元総理秘書官の参考人招致を受け、この問題を中心に安倍総理ら政府の見解をただしました。

 本多議員は、柳瀬元総理秘書官が2015年の4月2日を含めて自治体関係者や規制緩和を望む業者と3回の面談をしたことは適切だったかと質問。安倍総理は、「面会が民間有識者の議論に影響を与えたことは一切ない。そうした観点から元秘書官の面会は問題ない」と答え、公平性に問題ないとの認識を示しました。

 本多議員は、財務省の事務次官のセクハラ問題に関し、麻生財務大臣の「セクハラ罪という罪はない」「はめられた可能性は否定できない」(のちに発言撤回)などとする一連の発言を問題視。財務省は決裁文書の改ざんに、破棄したとしていた交渉記録が出てくる、事務次官と国税庁長官が不在と、まさに異常状態だとして、麻生財務大臣の責任について総理の認識を尋ねましたが、安倍総理は、「財務省に対する信頼を取り戻す上で陣頭指揮をとって組織を立て直してもらいたい」と答弁。本多議員は「安倍総理のメッセージがまったく伝わらない発言を財務大臣は繰り返している。財務省は一刻も早く人心一新して体制を立て直してもらいたい」と求めました。

 川内議員は、15年6月に今治市が「国家戦略特区」を利用して獣医学部新設を申請した後の同年8月5、6日、内閣府地方創生推進室の藤原次長(当時)が岡山県にある加計学園「岡山理科大学」を訪問した後に今治市役所を訪れた日程に言及。同日の委員会で梶山内閣府特命担当大臣(地方創生、規制改革)が車両での移動のサービスを受けていたと認めたことを受け、倫理規定違反に当たる可能性を指摘し、この件に限らず国家戦略特区に関係する職員について飲食の提供やゴルフあるいは物品の贈答等など規定に抵触するものがあったのかなかったのか、加計学園との関係を調査すべきだと求めました。

 15年4月2日の首相官邸での柳瀬元総理秘書官と加計学園関係者らとの面談をめぐっては、柳瀬秘書官はじめ、同席していたとされる当時文部科学省と農林水産省から出向していた内閣参事官2人が「明確な記憶はないが」「日付は確認できないが」など条件付きで認めていることに、総理がこの会合を認めないと前に進まないと指摘。総理の指示であらためて調査をし、面談の事実を確定させるべきだと主張しました。

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