10日午前、情報コミュニケーション法案・手話言語法案検討ワーキングチーム(WT)は、普通科高等学校として聴覚障がいの生徒を受け入れている東京都立小平高等学校を視察しました。参加議員は、座長の初鹿明博衆院議員をはじめ、長谷川嘉一衆院議員、松田功衆院議員、川田龍平参院議員、長尾秀樹衆院議員。

 学校側から概要の説明を受けた後、校内を視察しました。説明を受ける冒頭、初鹿座長は「いろいろな団体や(東京都品川区にある私立特別支援学校の)明晴学園を訪問し、法案の方向性を検討している。貴校では東京都の配慮で素晴らしい受け入れが実現している。先進事例として確認させていただきたい」とあいさつしました。

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 その後、遠隔パソコン文字通訳システムを活用した授業を視察。これは先生の音声がマイクを通じて遠隔地の文字通訳者に送られ、タイプで打った文字が、生徒のデスク上のモニターに映し出されるという仕組みで、ほかの生徒が受けている授業を、同時に文字を追って受けることができるものです。文字通訳者も教科書や資料集を手元にそろえ、予習をしてから通訳に臨んでいると説明がありました。

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 初めの1年半は、研究中の装置を試行的に使用したことで費用があまりかからなかったようです。研究終了後は1コマ単位で費用がかかることになり、いくつかの授業はカット。今年度は、東京都の補助で年間約200万円の費用を賄っています。

 集会などには手話通訳がつき、友人とは手話や筆談でコミュニケーション、合唱コンクールでは、クラス全員が手話を行う場面も。

 費用面・受け入れ環境面などに課題が残りつつも、ほかの生徒に与える好影響などもあり、さまざまな角度から今後の社会のありかたを考える場となりました。