長妻昭代表代行は23日、東京・千鳥ケ淵戦没者墓苑で開かれた「シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い」が開かれ、立憲民主党を代表して長妻昭代表代行が参列し、あいさつしました。今年で16回目の集いは、スターリンが抑留の秘密指令を出した8月23日に毎年開かれており、墓苑に眠る約1万7千柱のシベリア・モンゴル抑留者のご遺骨を追悼するものです。

 集いでは、主催のシベリア抑留者支援センターの新関省二世話人があいさつ。元抑留者の平均年齢が今年で95歳となり、存命する元抑留者が1万人を下回ったことに触れ、「時の経過とともに記憶は風化し、歴史も忘れられていきます。残念ながらすべてを語り継ぎ、継承することは不可能です。何と何を教訓として残し、しっかり伝えていくか、日本社会全体として真剣に考え、取り組んでいただきたい」と訴えました。また、亡くなった方がどこに埋葬されているのかすら今も分からない状況に対し、「いつ、どこに連れて行かれ、誰がどのような目に遭い、どのような死に方をしたのか。その責任はどこにあり、その後誰がその責任を果たしたのか」と問いかけ、国家プロジェクトとして、また日ロ共同で実態を解明するよう強く求めました。

 長妻代表代行は、シベリア特別措置法で国の責務として規定される抑留の実態調査、追悼のあり方、次世代への歴史的継承のあり方は今なお積み残された課題だと述べました。これまでの調査で抑留中に亡くなった方々のうち、いまだ身元が特定されない約1万5千人に上る人々の特定、また抑留され現地で亡くなった方々のうち返還に至らないご遺骨の収集の取り組みをさらに加速させる必要があると発言しました。最後に、戦後世代の責務として、いまだ解明されていないシベリア抑留者の一人ひとりの実態を明らかにして後世に繰り返し伝えていくと誓いました。

主催者を代表してあいさつする新関省二氏(シベリア抑留支援センター世話人)
主催者を代表してあいさつする新関氏(シベリア抑留支援センター世話人)