立憲民主党熊本県連合は2日、熊本市内でキックオフ集会を開催し、県内のパートナーや関係者を中心に150人ほどが集まりました。

 県連代表の矢上雅義衆院議員のあいさつに続き、来賓の連合熊本の友田孝行会長代行、国民民主党熊本県連代表の中山弘幸宇城市議、社民党熊本県連の今泉克己幹事長があいさつ、そして枝野幸男代表が講演、その後参加者の質問に答えました。

あいさつする矢上県連代表
あいさつする矢上県連代表

 参加者の質問で、野党連携、特に国民民主党との関係については、「小選挙区制度だから2大政党というのは幻想。小選挙区制度を導入してから20年あまり一度も単独政権はありません。今も自公連立政権です。だから小選挙区制度でも連立政権が前提で十分非自民政権は作れる。(質問者の)ご趣旨はよく分かりますので、特に国民民主党に今いらっしゃる、かつて同じ党の仲間だった皆さんとの連携については最大限やっていきたい。そしてお互いに足を引っ張り合うのではなくて、お互いにそれぞれ支持層を広げながら、それで特に自民党と対抗して、選挙区定数1みたいなところではしっかりとお互いに広げたウイングをうまく生かして、さらに大きなパワーにすると、こういうことをやっていきたい」と語りました。

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 次期参院選について野党共闘で早く候補者を決め一本化して参院選で戦う体制を作って欲しいという意見には、「民主党の時代から一貫して『野党連携』と申し上げている。戦い方は政党によって違うので、それを無理に共闘をすると、かえって力が弱まる。それぞれの党の戦い方をお互い尊重せず『うちはこのやり方なんだからこれに付き合え』みたいなことをやりだすと、かえって力が削がれるから、私は共闘という言葉は使いません。すべての一人区で一本化に向けて我々としては最大限努力をするという、党としての一致した見解」と野党連携について説明。そのうえで、「早く候補者を決めたほうがいいのはよく分かっていますが、まだ一人区の新人で候補者が決まって一本化ができているところは、全国で一つもありません。そういった意味で熊本が遅れているということはまったくありません」と全体の状況を説明。そして、「一人区で自民党を倒したいと思っていらっしゃる市民の皆さんの、一番幅広い層の皆さんがご支持をいただける構造をそれぞれの地域で、それぞれのやり方で模索していく、その市民のみなさんの動きに各政党が呼応していく。こういう話でなければ大きな力にならない。これをやるには相当な段取り時間が必要。拙速にやったらうまくいかない。一人に絞りましたと形だけ作るのはできるかもしれないが、一人に絞って選挙をやるというのが目的ではなく勝つことが目的。そのためには、申し訳ありません、時間ください。結構時間はかかると思います。でも逆にいい形ができれば、運動期間は短くても十分戦える」と語りました。

 ネットでの活動について、党の方針としてしてはいけない事、こういう戦略でやって欲しいという方針を示して欲しいとの意見には「多様性の立憲民主党ですので、皆さんそれぞれネットの世界の中でいろんなつながりをもって、そのつながりでいろんなことをやっていただくというのはむしを積極的でどんどんやってください。本当は党にお金と組織があれば、それをもっとマネジメント、コーディネートすることができるのですが。ただ、お願いをしたいのは、多様性は認めあいましょう。とにかく徹底して認め合うこと。『私はこう思う、だからあなたの意見には賛同できない』。選挙のやり方でも、『あなたの選挙のやり方に我々は賛同できないから一緒にはできない。だけれども同じ候補者が勝つために私たちはこのやり方をする。あなたはあなた達のいいと思うやり方をしましょう』これをネットのなかでもお互いに認めあっていただきたい。ネットの応援団同士で喧嘩を始めたりすることだけはしないでいただいて、お互いに自分とは違うアプローチの仕方をする人を認めあっていただきたい」と語りました。

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 集会後、記者団の取材に応じた枝野代表は、元厚生大臣で元新党さきがけ代表の井出正一氏の訃報に接し「正直に言って大変ショックです。薬害エイズ問題は、菅厚生大臣の時に大きく動いたのですが、じつはその2代前の井出厚生大臣の時に、いろいろな意味で水面下で前に進めていただいた。それが菅厚生大臣の時に結果に結びついた。その当時、一回生議員としてこの問題、先輩をせっつくような形でいろいろと動いていた立場としては、あの時の井出正一厚生大臣の功績というのは、目立たないけれども大変大きかったと思っています。なおかつその時の井出先生の政治家としての生き様というか、行動ぶりというのは実は私は永田町の中で25年いろいろな先輩のいろいろなところを勉強させていただいてきていますが、私の身近で見て、もっとも尊敬する信頼する政治家が井出正一先生でございました。いろんな政界再編の動きの中で早く引退をされることになりましたが、その後も折に触れて直筆のハガキなどをいただいたり、大変励まして、育ててていただいたと思っておりまして大変ショックを受けております。心からお悔やみを申し上げたいと思っておりますし、御礼を申し上げたいと思っています」と語りました。