参院本会議で7日深夜、立憲民主・民友会、国民民主・新緑風会、共産党、希望の会(自由・社民)、沖縄の風の野党5会派が提出した安倍晋三内閣総理大臣問責決議案が審議され、会派を代表し蓮舫副代表が趣旨説明、賛成討論を難波奨二議員が行いました。決議案は賛成少数で否決されました(写真上は、趣旨説明を行う蓮舫議員)。

 蓮舫副代表は趣旨説明の冒頭、「この短い臨時国会の安倍総理、安倍政権の姿勢を見て総理への問責決議を出さない理由が全く見当たりません」と述べ、安倍総理自身が問責決議案を出される理由が分かるというのであれば、「入管法、水道法、漁業法など国家の根幹に関わる重要法案を次々と短い審議で強行採決の方針を猛省し1から出直すべき」だし、分からないというのであれば、「その鈍感力を大いに猛省すべき」と指摘しました。

 難波奨二議員は、賛成の理由として(1)相変わらずの改ざん・隠蔽体質(2)規制緩和名目の水道法改正案や漁業法改正案など、生活破壊法案を強引に成立させようとしている(3)任命した大臣の資質――を挙げ、「ほかにもまだまだいくらでも理由はありますが、時間の関係で以上とし、安倍内閣には即刻退陣いただきたい」と述べ討論を終えました。

 安倍総理内閣総理大臣問責決議案の採決先立ち、同日の本会議では、午前10時過ぎより(1)与党が入管法改正案の審議を打ち切り、野党の反対を押し切って採決しようとしたため野党5会派が共同で提出した横山信一法務委員長解任決議案(2)漁業法改正案の審議中に委員会運営に重大な瑕疵があったため、立憲、国民、共産、希望(自由・社民)の野党4会派が共同で提出した堂故茂農林水産委員長解任決議案の審議が行われました。両審議は、野党より趣旨説明を15分、討論を10分に制限する動議が出され、与党などの賛成多数で可決、発言時間を制限されるなか行われ、いずれも賛成少数で否決されました。

 その後、参院農林水産委員会で漁業法改正案の質疑が与党の賛成多数で終局となり採決が強行されました。その一方、14時過ぎに野党5会派は山下貴司法務大臣の問責決議案を提出しました。また、先程の参院本会議において、与野党の議運理事が議長席の横で協議中、別の与党理事が加わり、参院職員へ暴言と立憲理事の肩を突いた疑いが出たため、これらの処理についての協議がおこなれ、参院全体の審議が遅れました。

 参院与野党国対委員長会談において、自民党の国対委員長は、与党理事による参院職員への暴言と立憲理事の肩を突いた事実を認め謝罪。さらに参院議運理事会において、本件について当該与党理事が謝罪し理事を辞任しました。19時半から参院本会議において山下貴司法務大臣の問責決議案の審議が行われ、賛成少数で否決されました。

 山下法務大臣問責決議案の否決後、前述のように野党5会派は安倍晋三内閣総理大臣問責決議案を提出、賛成少数で否決。その後8日0時過ぎに委員長職権でたてられた法務委員会で、野党が反対するなか質疑が打ち切られ採決、委員会で可決しました。

安倍総理問責決議案の賛成討論をする難波議員
安倍総理問責決議案の賛成討論をする難波議員
横山法務委員長解任決議案の趣旨説明を行う有田議員
横山法務委員長解任決議案の趣旨説明を行う有田議員
横山法務委員長解任決議案の賛成討論を行う真山議員
横山法務委員長解任決議案の賛成討論を行う真山議員
堂故農林水産委員長解任決議案の賛成討論をする斎藤議員
堂故農林水産委員長解任決議案の賛成討論をする斎藤議員
山下法務大臣問責決議案の趣旨説明をする小川議員
山下法務大臣問責決議案の趣旨説明をする小川議員
山下法務大臣問責決議案の賛成討論をする江崎議員
山下法務大臣問責決議案の賛成討論をする江崎議員
再開された法務委員会の様子
再開された法務委員会の様子
再開された法務委員会の様子
再開された法務委員会の様子