枝野幸男代表は28日静岡県を訪れ、同日の党常任幹事会で今夏の参院選挙静岡県選挙区の公認候補として擁立を決定した徳川家広(とくがわ いえひろ)さんの記者会見に出席しました。徳川さんは政治経済評論家、翻訳家として活動していた他、公益財団法人徳川記念財団の理事も務めてきました。

 枝野代表は、徳川さんについて「徳川宗家19代ということで、特に静岡ではご存知の方も多いだろう。今回徳川さんの公認に至った経緯は、まずご自身が日本の社会状況に対して強い危機感を抱いていたということ。日本の状況を良くするために働きたいという強い意志をお持ちで、私ども立憲民主党の想いと共通している。特にその中でも、静岡県は浜岡原発を抱えている。地震など万一のことがあればという状況に対し、徳川さんは強い危機感を持ち、この問題に真正面から取り組みたいという思いがある。立憲民主党の理念・政策を共有していただき、それを県民に力強く訴えることができるのは徳川さんが一番だと考えている」と述べ、期待を寄せました。

 徳川さんは、今回出馬を決意した理由を(1)浜岡原発の完全廃炉に向けた議論を国政の場で進めたい(2)雇用の不安定化・格差の拡大などから内需が縮小している現状を鑑み、セーフティネットを強化して企業と労働者・消費者の共存共栄へと導きたい(3)日本国憲法論をとにかく変えてしまおうというのではなく、言論の府たる国会で憲法について徹底的に議論していきたい――と説明。

 また、「静岡県は先祖代々非常に縁が深い土地。それ以上に他の都道府県と比べると格差が少なく、人々がお互いに助け合う文化が根強く残っている。そういった静岡県の価値観こそ今の日本には必要だということを、全国に向けて発信していきたい」と決意を述べた上で、立憲民主党からの出馬を決めた理由については、「自分の感覚に一番フィットするのが立憲民主党だった。原発反対や脱原発といったことはもちろんだが、企業優先ではなく個人も企業もという経済に関する人間重視の姿勢。そして、憲法に関しても機械的な護憲ではなく、改めるべきは改めるべきだが、その前にきちんと議論をしようという知的な誠実さなどに惹かれた」と語りました。

 会見には、党静岡県連合代表の佐々木隆博衆院議員も同席しました。

左から枝野代表、徳川候補予定者、佐々木県連代表
左から枝野代表、徳川候補予定者、佐々木県連代表