参院選挙3日目の6日、山梨県選挙区にはいちき伴子さんの応援に元外務大臣の岡田克也衆院議員が駆けつけ、県連代表の宮沢由佳参院議員、輿石東前参院副議長らとともに大月、都留両市内を回り街頭演説を行いました。

いちき伴子候補 「『戦争だけはしたらいかんよ』を次世代につなげたい」

 国会議員の公設秘書や自治体議員など、18年間にわたり政治に関わってきた経験を持ついちきさんは、今回、市民と野党の共闘候補として選挙に挑んでいます。いちきさんは、「子どもの貧困や児童虐待など、子どもたちを取り巻く環境にあるさまざまな問題の根底には孤独があると思っている。子どもたちを一人にしない、高齢者の方を一人にしない。すべての出番と居場所のある社会を作りたいという思いで『あなたを一人にはしない』という旗を掲げ活動をしてきた」と表明。イギリスでは昨年、「孤独担当大臣」のポストが新設されたことにも触れ、「いまや孤独や孤立は全世界の問題になっている。日本でも孤立や孤独の問題に政治が光を当てるべきだと思っている。全労働者のうち非正規雇用が約4割、子どもの貧困は7人に1人と言われ、格差が広がり、分断、孤立が生まれている。こうした孤立にいまこそ政治が光を当てるべきだ。社会的に追い込まれている方々を作り出しているのはいまの政権ではないか。格差を是正し、社会的に追い込まれている人たちを支援することでボトムアップ型の政治を実現していきたい」と力を込めました。

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 「老後に2000万円が必要」だとする内容を盛り込んだ金融庁の金融審議会が発表した報告書を麻生金融担当大臣が受け取りを拒否した問題に触れ、「国会で取り上げ議論すべきではないか。目の前の私たちの生活、暮らしに関わる課題がこんなに深刻なのに、報告書をなかったことにする。こうしたことは許されることでははない。皆さんの力で変えていこう」と呼びかけました。

 最後に、自身の母方の祖母が満州からの引き揚げ者であり、その祖母の口癖が「戦争だけはしたらいかんよ」だったと紹介。「家族に戦争体験者がいて、直接言葉を聞いてきた最後の世代だとも思う。だからこそ、私はこの言葉を次世代につなげたい。次世代につなぐ責任があると思っている。この参院選挙は、平和を守る戦いでもある。野党の皆さん、市民の皆さん、女性の皆さん、いまの安倍政権がおかしいと思っているすべての皆さんとタッグを組んで、山梨から政治を変える風を皆さんと一緒に起こしていきたい」と呼びかけました。

岡田克也衆院議員 「国民に寄り添ってものごとを考えられる人が必要だ」

 岡田議員は、森友・加計学園問題をはじめ国民に対する説明責任を果たさない、予算委員会を開会しないといった安倍政権の姿勢を批判。「いまの安倍政治が突き進んでいった先にはなにがあるのか。そのことを真剣に考えてもらいたい。このままで本当にいいのか。安倍総理を守るために(官僚が)公文書を改ざんしたり、国会で平気で嘘をつく。この国の民主主義はどうなっているのか。この選挙で安倍さんが勝てば、それでいいんだということになってしまう。この国の行く末がどんどんおかしな方向になっていく。その危機感を持っていただきたい」と提起しました。

 国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)が4月に発表した2019年の世界各国の報道自由度ランキングでは、日本は前年と同じ67位と、民主党政権時代の2010年の11位から順位を下げていることにも言及。「それだけ自由に報道できない雰囲気が醸成されている。そういういまの安倍政権に対して『あなたたちのやっていることは違うよ』とはっきりと示すことができるのがこの参院選挙だ。国会で私たちも頑張っているが、3分の1しかない野党勢力ではなかなか抵抗できない。選挙で有権者の皆さんが『いまの安倍政治は間違っているよ』とブレーキかけていただくことが、この国の民主主義を救う唯一の道だと思う。その危機感をしっかりと持っていただきたい」と呼びかけました。

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 岡田議員はまた、安倍総理が一番やりたいのは憲法9条の改正であり、「自衛隊明記」によって自衛隊が限定なく集団的自衛権の行使を可能にすることだと述べ、「あの70年前の戦争の結果を踏まえて、私たちの先輩たちは憲法の平和主義、ものごとを解決する手段として武力を使うことを自ら禁じたのではないか。同盟国のためなら自衛隊を出して共に血を流す、そういう国にするのかどうかが問われている。自衛隊を単に明記するだけでは済まない」と指摘。「あとで10年、20年後に次の世代から、『どうしてあのとき判断を誤り、憲法を変えたのか。9条を変えて戦争のできる国にしたのか』と言われて説明に窮することには絶対になってはいけない。この選挙は、日本が曲がり角にあるのを正していけるのか、重要な選挙だ」と意義を説き、「安倍総理はこの国の将来を本当に考えているのか。この国の財政、社会保障は持続可能なのか。将来に向けた必要な改革を、国民の皆さんに説明して理解してもらいながら進めていかなければいけない。いまさえ良ければいいという政治では次の世代に申し訳ない。国民に寄り添ってものごとを考えられる人が必要だ。山梨のため、この国の将来のために働けるいちきさんに対して、強い支援とその支援の輪を広げてほしい」と訴えました。

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