蓮舫副代表は15日、参院青森選挙区の立憲民主党公認で野党の統一候補の小田切さとるさんの応援のため青森県入り。弘前市、五所川原市、十和田市、八戸市、三沢市の計5カ所で街頭演説を行い、「間違った認識を持った人を正すのは選挙しかない」と今回の選挙の意義を強調、小田切さんへの支援を呼びかけました。

 青森県弁護士会長を2期務めた小田切さんは、青森県内で28年間にわたり弁護士として活動。主に社会的に弱い立場、経済的に困難に直面している方たちから話を聞き、一緒に問題を解決してきました。

 小田切さんは、弁護士として地域の方々から話を聞くなかで、青森県の皆さんは非常に我慢強く、我慢をせずにもっと早く相談に来てくれればもっと早く、簡単に解決できたかもしれないと感じたことが何度もあったと話し、県内の最低賃金が時給762円と全国ワースト2位という状況のなか、「もう少し余裕のある暮らしがしたい」と思うのは当たり前の願いであり、その願いを実現するのが政治だと主張。「老後の生活の不安を解決するのが政治。大学進学を希望する子どもに、親が教育の機会を与えてあげたいと思うのは当たり前であり、憲法で認められている権利。もっと無償で教育を受けられる制度を整えていくべきだと声を上げるのは高望みではない。こうしたことを解決するのが政治だ」と力を込めました。

 「日本は弱肉強食、強い者はより強く、弱い者はより弱く、豊かな者はより豊かに、貧しい者はより貧しくなっている。弱い立場、貧しい立場の人はいくら努力しても報われない社会は間違っている。私はこういう社会を変えたい。もっと公平で、もっと公正な社会に変えたい。現在の生活の不安、将来の生活の不安に怯え、悩んでいるのを弁護士として解決するには限界がある。政治で制度全体、社会全体を変えるしかないと、今回(出馬を)決意した」と表明。「自分の願いは高望みなのではないか、虫がいいのではないかなどと考えないでください。ああしてほしい、こうしてほしい。そういう声をぜひ上げてください。声を上げて共に立ち上がって、私と一緒に戦ってください。その先には必ず青森県の、この国の新しい社会が見えてくる」と支援を呼びかけました。

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 蓮舫副代表は、安倍総理が参院選挙の争点としていまだに憲法改正を挙げていることに、「全国を回っても皆さんの声に触れていないのだろう。憲法(の議論)は大事だが、憲法を変えることよりも皆さんが政治に求める、選挙の争点にしたいのは、年金や介護、医療、自分たちの老後であり子どもたちの育ちであり、生活そのものではないか」と指摘。「人口減少に入ったわが国において、少子高齢化は30年前に、当時の厚生省がすでに白書で指摘をしていたにもかかわらず、バブル崩壊したからと公共事業にバンバンとお金を投じ、この警告を無視した政治のツケがまさにいま、青森でも広がっているのではないか」「人口減少に加えて深刻なのは、一人暮らしの高齢者世帯が増えていること。高齢者の皆さにとって、健康なときはいいが、ひとたびけがをしたとき、病気にかかったときに『この年金で自分は生きていけるのだろうか』というのが、いまそこにある切実な不安だからこそ『老後2000万円』の問題に声を上げたのではないか。なぜその声を聞かないで、争点は憲法改正だと自分のやりたいことだけを言うことができるのか。内閣総理大臣は自分の理想よりも国民の声に応えるために、その不安を解決するために存在しているのではないか」と問いかけ、「間違った認識を持った人を正すのは選挙しかない。皆さんの声を上げていただくことしかない。皆さんの一票は、政治を変える力がある。どうかまっとうな政治を私たちにさせてください。まっとうな政治を、小田切さんにさせてください。弱者の声を、痛みを、悩みを、悲しみを誰よりも分かっている人こそに支援をいただき、勘違いをしているいまの政権に目を覚ましてもらうことがこの選挙の最大の争点ではないでしょうか。どうか小田切さとるさんを勝たせてください。国会に送ってください」と訴えました。

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 同日一緒に県内各地を回った国民民主党青森県連代表の田名部匡代参院議員は、与党候補の応援で青森県入りした安倍総理が、街頭演説で野党の悪口ばかりに時間を割き話したことに、「もっと伝えるべきことがあるのではないか。年金問題についても選挙前だから都合が悪いと見て見ぬふりしたり、(報告書の内容が)気に入らないからと受け取りを拒否したりせずに、ここに来て、青森県民の生活を目にして何をやらなければいけないのか、何を変えなければならないのか。もっと責任ある発言をすればよかったではないか」とその姿勢を批判。「改ざん、忖たく、隠ぺいと、いろいろなことが安倍政権でありました。やっぱり許してはいけないと思うんです。どうせ数の力で何をやったってどうにもならないんだろうとあきらめている方いらっしゃいませんか。誰がやっても同じではないし、だめだと思うことにはやっぱり『だめだ』という声を上げていかないといけないと思うんです。それがいまを生きる私たちの、未来への責任ではないでしょうか。小田切さとるさん、弁護士として28年間間この青森県で活動されてきた。たくさんの苦しみを見てきた。たくさんの涙を見てきた。そして『助けてほしい』という人たちの声をずっと聞き続けてきたのが小田切さとるさんです。安倍総理はいつだって、自分のやったことも、自分のやってないことも含めて『アベノミクスの成果が出てきた。暮らしはよくなった。雇用は増えた』。いろいろなことを言うけれど、都合のいいところだけを見てないで、本当に困っている人たちの、この地方の暮らしを見ていただきたい。でもいまの総理には見えないでしょう。その声は届かないでしょう。だからこそ、小田切さとるさんのように、そのたくさんの苦しみや悲しみの声を聞いてきた人に国政に行っていただきたいんです。なんとしても今回の選挙、小田切さんに当選をしていただき、まっとうな政治を取り戻していただきたい。だめなことには『だめだ』と声を上げてもらいたい。そして一緒に政治を変えていただきたいと思っている。津軽だ南部だなんて話ではない。このでたらめで不誠実な政治をどうするかという判断です。そして誰がその苦しみを分かってくれるかという判断です。そして皆さんがどんな安心やどんな未来を作っていくか、そのことを考えていただく選挙です。どうか皆さん、小田切さとるさんと一緒になって、未来に責任ある政治を作っていこうではあろうではないですか。小田切さんに力を与えてください。勝たせてください」と小田切さんへの支援を熱く訴えました。

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