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2020年6月28日

【東京都知事選】「命や暮らしを守る仕事の多くは都道府県が担っている。しっかりと考えて都知事選挙へ臨んでいただきたい」枝野代表

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 7日5日投開票の東京都知事選、最後の日曜日となる28日昼、枝野幸男代表ら野党の代表者は銀座4丁目交差点で宇都宮けんじ候補の応援演説を行いました。

 枝野代表は次のように訴えました。

 新型コロナウイルス感染症という、おそらく第2次世界大戦後、日本にとっても、世界にとっても、最も大きな出来事、そのまっただ中ではじめて行われる選挙。
 いままでの常識が通用しないことを、この3、4カ月の間に共有したのではないか。いままでの流れのまま政治や行政をやっていたら、とんでもないことになってしまう。新しい流れを、この宇都宮けんじさんを東京都知事にするところから作り上げていきたい。
 10年前に志位和夫委員長と野田佳彦前総理が並んで同じ人を応援するなんて想像できましたか。いろいろな意見、立場、考え方を超えて、このままではまずい、いま変わらなければならない。いま進まなければいけない方向を宇都宮さんが示しているから、さまざまな考え方の違いを超えて、こうしていま、みんな宇都宮さんをなんとか当選させようと頑張っている。そのことを皆さんに知っていただきたい。

 この3、4カ月で、命や暮らしを自分の力だけでは守れない、そのことを痛切に感じたのではないか。誰かと接触しなければ生きていけない。そんな中でどんなに自分が、家族が、大切な人が、感染を防ぐ努力をしても、世の中に感染が蔓延するこんな状況になってしまったら、いつ感染してしまうか誰にもわからない。お金があっても、知名度があっても、社会的地位があっても、感染をされて命をなくされた方がいるじゃないか。

 命だけではない。暮らしだってそう。これまで順調に、頑張って店を出し、売り上げも伸び、借金もそろそろ返し終わり、これから稼いでいける、そうした状況だった飲食店の皆さんは自己責任なのか、お客さんが来なくなったのは、自分たちの責任か。昔ながらの伝統技術や文化をしっかり守る、なかなか金儲けにならないが、でもなんとかやってきた、三味線のメーカーが廃業することを決めた、小さな映画館や小劇場、さまざまな人たちが大事なものを守るためにやってきた。そうしたみなさんがいま倒産、危機にあるのは、自己責任なのか。
 今頃、コロナがなければ東京・日本には、世界中から観光客のみなさんがオリンピックめがけてやってきていました。外国人観光客に向けたビジネスは成長して、いわば、わが世の春を実感していた方も昨年の暮れまではたくさんいた。ところが、そうした皆さんの多くが、コロナ感染症で売り上げがほぼゼロになり、倒産の危機に追い込まれている。
 いまは勝ち組だと思っているあなたも、何が起こるかわからないのが人生、世の中。本当に自分の力だけで、命と暮らしを守れるのか。そのことをぜひ皆さん、新型コロナ感染症の危機のなかで自分の問題としてもう一度考えてみてください。

 誰も一人では生きていけない。社会は、分かち合い、支え合うなかで成り立っている。分かち合い、支え合うことで、運悪く感染してしまった人でも、運悪く真面目にこつこつやってきた仕事がなくなってしまったときでも、運悪く今まで正しいと思ってきた仕事が持続できなくなったときでも、ちゃんと暮らしていける社会にしていなければ、次はあなたがそのリスクとコストを負担することになるかもしれない。だから、しっかりと分かち合い、支え合う、そんな行政・政治を取り戻していかなければ、この新型コロナ感染症、この危機を乗り越えることもできないし、乗り越えた先の未来を作っていくこともできない。

 命や暮らしを守る、その仕事の多くは都道府県が担っている。今回の危機に対する対応、国の対応についてもいろいろ問題がある。でも医療・病院のこと、保健所のこと、介護や子育て、教育をやっているところは都道府県。皆さんの命と暮らしを守る、そんな都政になるのかどうか、ぜひ皆さん、しっかりと考えて、この東京都知事選挙へ臨んでいただきたい。

 今回の選挙は、都庁という大きな行政機関をしっかりとマネージメントし結果を出していく、そのリーダーを決める選挙。あおるだけの人なら別に知事でなくてもいい。結果を出せる仕事、そんな人を選ばないといけない。
 告示の日にも申し上げたが、私も弁護士。宇都宮さんは、多種多様な人が加盟している日弁連の会長をやって、まとめていた。東日本大震災のときには、被害に遭いどうしたらいいか分からない皆さんの相談に応じろと指示を出し、しっかりとまとめ実行してきた実行力がある。多様な意見をまとめて結果を出し、実績があるのが宇都宮さん。宇都宮さんが日弁連の会長に立候補したとき、まさか勝つとは思えなかった。困っている人を救うために先頭になって仕事してきたことは知っていたが、会長にはお金持ちがなる場合が多かった。お金持ちには、お金持ちの仕事をたくさん引き受けないとなれない。しかし、ちゃんと当選して実績を出した。

 もっともらしい気持ちいいことを言う方はコメンテーターでもやってもらったらいい。知事は仕事ができる人、命と暮らしを守れる人。それは宇都宮けんじさんしかいない。そのことを私は、自信をもって訴える。あと1週間、私たちも全力で頑張ります。共に力を合わせて頑張ることを誓い合って、私からのお願いとさせていただきます。

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 衆院で同じ会派を組む「社会保障を立て直す国民会議」の野田佳彦代表は、次のように訴えました。

 実は数日前に、志位委員長からお電話をいただいた。私は宇都宮さんを応援しているが、ぜひ一緒に銀座でマイクを握らないかというお電話だった。私は即答できなかった。というのも宇都宮候補を応援しているチームカラーからすると、私は合わず、行ったら逆に効果がなくなるのではないかと応答した。ここにいらっしゃる皆さんのなかにも違和感を持っている人もいるのではないか。その後、司会の手塚仁雄さん(立憲・衆院議員)から単刀直入な依頼がきた。「宇都宮陣営、右バッターがいないので、ぜひ右の大砲として登場してください」という、苦悩する阪神タイガースの監督のような相談を受けて、謹んで受けさせてもらった。

 私は、東京都民ではないので一票を持っていない。千葉県民だが、もし都民として一人の有権者であれば、今回の選挙だれを選ぶか。私は宇都宮さんであると考える。
 現職の方も私は古くから知っているが、今回のコロナ対応はオリンピック延期が決まってから、にわかに記者会見を連日行うようになったのでは。初動が完全に遅れたと思うし、的確ではなかったと思う。都民ファーストよりも自分ファーストのパフォーマンスがすぎると思う。
 他にもずいぶん候補者が出てきたが、政治家というよりもYouTuberみたいな人がたくさんいる。私は、東京都の組織を預かって、権限と財源を活かして、許認可と人事を使って、本当に困っている人たちのために成果をあげる人は誰なのかというと、一番パフォーマンスとは無縁そうな、地味な宇都宮さん。この地味で愚直な人に将来がかかっているのではないか。このいぶし銀の放つ光沢を自分たちの暮らしを守るために、みんなが判断できるかどうかが今回の都政の最大のポイントだと思う。

 私は、かつて枝野代表と日本新党という政党で一緒だった。日本新党の選挙責任者をしていたことがあるが四半世紀前に宮城県知事選挙があり、皆さんまだご記憶だと思うが、浅野史郎さんという厚労省の障害福祉課長をかついで勝負をした。厚労省の障害福祉課長が知事を狙うというのは本当に珍しいケースだった。彼を応援して本当によかった、当選して本当によかったと思うのは、障がい者のための県政をとことん行うと言ったから。障がいを持っている方に住みやすい地域というのは、誰にとっても住みやすい地域。さらに、重度障害者が住んでいける、暮らしていける地域は、誰にとっても住んでいける地域になる。私はこの理念を踏まえて、改革を実行され、残念ながら体調を崩され勇退されたが、その選挙をいま思い出している。今回、もっとも弱っている人のために、困っている人のために、とことん仕事をしようと思っている本物の志を持っている人は誰なのか、私は宇都宮候補であると確信している。

 私が思い出すのは、あのリーマンショックの後、厳しい状況になって、日比谷公園で作った年越し派遣村。名誉村長になっていただいたが、一貫して、困った人、弱った人のために寄り添い、汗をかいてきた人に、私は15兆4000億円の予算を預けたい、そう思う。予算を行使し、人事を使い、許認可を使い、名誉村長ではなく、東京のトップとして、力を発揮して欲しいと心から思う。必ずやすべての人にとって住みやすい東京を作ることができると思う。

 100年前の東京のリーダーは誰だか知っていますか。1920年は東京市だった。その時の東京市長は、後藤新平だった。大風呂敷と言われたぐらい、大きな東京の構想を持っていて、なかなか実現しなかったが、不幸なことが、その実現をする道を開いた。1923年の97年前に発生した関東大震災。(震災後、組閣された第2次山本内閣では内務大臣兼帝都復興院総裁として)後藤さんは、大きな道路を作った。それはなぜか、なんのためのインフラ整備だったのか。それは命を守るためだった。関東大震災で火災が起こり、多くの尊い命が失われた。大きな道路は延焼の防止になる。単なるインフラ整備ではなく、命を守るための東京改造をやった。今回は大震災ではないが、コロナウイルスという大きな危機に際して都民の命を守ることを理念として、医療の充実などしっかりと仕事をしようという、私は、宇都宮さんが100年越しの東京改造の担い手であると確信している。

 だんだん調子が出てきたが、そろそろ候補者も(演説の)スタンバイをしているので、マイクをおかなければいけないが、今日お集まりいただい方は、宇都宮さんのお話に関心を持っている方が多いだろう。でも、今回は、コロナの影響があり残念ながら投票率が下がる可能性がある。しかも、パフォーマンスが上手な候補がたくさんいるので、本物を見抜けないままで終わってしまう可能性がある。それが一番困る。私や志位さんは千葉県民、枝野さんは埼玉県民、残念ながら首都圏にいるが都民ではない。ここにおられる皆さんがぜひあと1週間、「宇都宮頼む」という支援の輪を大きく広げていただけることが、東京を変える大きなチャンスにつながる。
 東京が変われば、千葉も埼玉も神奈川も変わる。都政が変われば国政も変わる。都政を変えていきましょう。その先頭に宇都宮さんを立たせてもらえるよう、心からお願い申し上げる。そして、私も今日初めてマイクを持たせてもらったが、右バッターとして最後まで宇都宮さんを応援することをお誓い申し上げて、マイクを置かせてもらう。

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 宇都宮候補は次のように訴えました。

 記者会見したときから、一貫して、今回の選挙は都民一人ひとりの生存権がかかった選挙であり、都民一人ひとりの雇用を守る、住まいを守る、営業を守る、生活を守る、そして、命を守り抜く都政を打ち立てられるかどうか、それがかかっている選挙であることを強調してきた。

 コロナ災害の中で、多くの人が仕事を失い、住まいを失い、そして、長年続けてきた営業の継続が困難となり、命や生活が脅かされている。とりわけ、コロナ災害は、非正規労働者、シングルマザー、障害を抱えている人、こういう社会的・経済的に弱者と言われる人に襲いかかっている。こうした中でなんとしてでも、都民の命や暮らしを守る、そういう都政を打ち立てたい、そう思い、3度目の出馬をすることになりました。

 今回の政策で一番重要なのは、やはりコロナ対策だと思っている。小池さん、大変パフォーマンスが派手で「コロナ対策をしっかりやってます」というアピールが上手。実は小池さんがあるテレビ局のキャスターをしていたときに私はその番組に出演して、初めて小池さんにお会いした。この小池さんのコロナ対策、初動操作・対応がかなり遅れたのでないか。オリンピック延期が決まってから、やってますというパフォーマンスを繰り返した。また、誰もが疑問に思っているが、東京アラート解除の根拠・基準が極めて曖昧。解除した後の方が、感染症患者が増えているじゃないか。

 小池さんのコロナ対策が不十分だという理由は、当面の対応だけではなく、感染症対策の備えを怠ってきた点にある。本当は、地域の公衆衛生・感染症対策の拠点であるべき保健所が大幅に減らされ、人員も削減されている。感染症が拡大するなか、保健所に問い合わせが殺到しパンク状態になった。保健所の充実、人員の拡大なくして、第2波第3波には備えられない。ところが、小池さんの政策にはこの点がまったく触れられていない。そして、これも指摘がある通り、コロナの感染症患者を一番多く受け入れているのは都立病院・公社病院。民間の病院が患者を受け入れると、一般外来が少なくなり、病院経営が赤字に転落し、病院そのものが維持困難になる。小池さんが都立病院・公社病院の独立行政法人化を言い出したのは、昨年12月末の都議会だった。そのあと撤回されると見てみたら、今年の3月になっても、その方針は継続ということであった。独立行政法人化は、医療従事者の待遇が劣化するということ。賃金が下がり、患者負担が増え、事実上の民営化に繋がる政策である。この方針を撤回することなく、第2波第3波には備えられない。第2波第3波に備えるためにも、保健所や都立病院・公社病院の充実強化、民間病院に対する財政支援、従事者に対する財政支援、そしてもっとも重要であるのは、検査体制の抜本的な強化。経済活動・社会活動と、コロナ感染症対策を両立させるためにも、検査体制の抜本的強化が必要。

 財政的な問題で、ある候補者はコロナ災害にあった都民を支援するために、地方債を15兆円発行して支援に充てると言っている。ところが、私が調査したところ、地方債の発行は、建設債のためには一定の条件で認められるが、コロナ災害にあった人々を救済するために地方債は発行できないことになっている。それでは財源をどうするか。現在東京都では、財政調整基金以外の基金が蓄積されている。この9000億円近くの基金は、条例を改正すれば、コロナ災害対策に充てることができる。また、東京都は現在、外環道など道路計画を都内各所で進めようとしている。道路計画は莫大な予算がかかる。外環道は完成するまでに3.2兆円がかかる。このような道路計画は、実は60、70年前に計画されたもの。住民の反対も多いこれらの道路計画はいったん立ち止まって見直す。そして、そこで使われる予算はコロナ災害の支援に充てるべきだと考えている。

 本来、国民や市民の命や暮らしを守るのは国がやるべき。国の補正予算は極めて不十分だったと考えている。国民や市民に対する支援は額が小さく、しかも遅い。まだ一人あたり10万円は都内ではほとんど支給されていない。このような対応を是正させていく。国の対応を改めるのも都知事の役割だと思っている。そういう対応をすれば、約3兆円規模のコロナ対策の基金が出来上がる。このコロナ基金で、自粛や休業の補償を徹底的に行う、保健所や病院の経営を支援する、医療従事者に対する支援を徹底的にやっていく、そう考えている。

 私は、2012年、2014年に都知事選に出馬し、今回で3度目の出馬となる。「えらいしぶといやっちゃな」という声も聞こえてくる。自分ながら大変しぶとい人間だと思っている。
 サラ金でグレーゾーン金利を撤廃するために30年間運動した。都知事選の挑戦はまだ8年。今度は、このコロナ災害のなかで都民一人ひとりの雇用や住まいや営業継続が困難になっているとき。都政を変えたい思いはいっそう強くなっている。私は、これまでの自分の活動、多重債務問題の救済、年越し派遣村の活動、さらに2011年3.11の東日本大震災、原発事故被害者の救済活動を通じて、日本の社会のあり方に疑問を持ってきた。そして、今回のコロナ災害で、今の社会のあり方が良かったのかどうか、それが問われている。
 これまでの日本の社会は、国民の命や暮らしよりも経済効率性ばかりを優先する社会ではなかったか、人々の人権よりも経済効率性ばかりを優先する社会だったのではないか。そういう社会の脆弱性があわらになったのが今回のコロナ災害ではないか。そして、経済効率性を優先する社会は競争社会であり、勝ち組と負け組を作る社会。負け組の人に投げつけられたのが「自己責任」という大変厳しい言葉だった。私は、こういう社会を変えたい。経済効率性よりも国民の命や暮らしを優先する社会、経済効率性よりも国民や市民の人権を優先する社会、自己責任よりも社会的連帯や支え合いを重視する社会、そいいう社会を作りたい。そういう都政を作りたい。
 そして、そういう社会こそが、都民一人ひとりが希望をもって生きられる社会。いろいろな候補者の話を聞かれたと思うが、私は、選挙戦の主人公は候補者ではなく有権者だと思っている。今日街宣で話を聞きにこられた皆さんが選挙戦の主人公。そして、もう一つ隠れた主人公は、選挙権がない子どもたちだと思う。子どもたちにどのような都政、どのような東京を残していくのか、今回の選挙戦では問われている。

 私たちは、微力だが無力ではない。無力はどれだけ集まろうがゼロだが、微力は集まれば集まるほど大きな力になる。私たち一人ひとりの一票は都政を変え、本当にみんなが希望を持って生きられる東京を実現する力がある。地域や職場で、支援の輪広げていただければと思う。みんなが希望が持てる、誰一人取り残されない、そういう東京を子たちにプレゼントしようではないか。あと1週間全力で頑張りぬく。ともに新しい東京、日本の政治を変えるためにも頑張っていきたい。

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