西村智奈美幹事長記者会見

2022年8月2日(火)17時09分~17時46分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/ioOgrJL1WlY


■冒頭発言

■質疑


■冒頭発言

○第54回常任幹事会を開催

【幹事長】
 お疲れさまでございます。お待たせしてすみませんでした。
 本日、第54回の常任幹事会を開会いたしましたので、まず、そのご報告から先に申し上げます。
 まず、最初に私のほうから4点。
 鈴木庸介衆議院議員がウクライナに入国したということを受けまして、先週の執行役員会でお諮りをし、きょうの常任幹事会で確認をいただいたのですが、今回、レベル4(退避勧告)のウクライナに私どもへの相談もなく入国されたと。多方面から厳しいご指摘をいただいております。これを踏まえまして、党規約に基づいて執行上の措置である幹事長による注意を鈴木庸介議員に対しては行い、あわせて、鈴木議員の役職、政調会長補佐、国際局次長、企業・団体交流委員会次長がございましたが、本日付で1カ月の停止を命じることといたしました。この承認をいただきました。
 次に、これについてはもう既にご報告を皆さんにはしているところですが、立憲民主党旧統一教会被害対策本部を設置いたしております。既に本日2回目のヒアリングを行いました。警察庁、消費者庁から実態についてお話を伺いましたが、内容的に極めて不十分でありまして、もっと明確に的確に返事をいただけるように、さらに追加の宿題を要請したところでございます。今後も役所へのヒアリング、それから有識者からのヒアリング等々を行いながら、論点整理もしておりますが、また活動を進めていきたいと考えているところです。
 次に、3番目。旧統一教会に対する献金等の実態調査への協力要請ということで、26日付で党所属議員各位に対して行わせていただきました。この結果については後ほどご報告をしたいと思っております。
 次が、桜島の火山が噴火いたしまして、こちらの災害局のほうの対応として対策室を設置いたしたところです。幸いなことに今回は人的被害等は出ていないというふうに承知いたしておりますが、必要な防災対策をこれからも取っていきたいと考えております。
 次に、代表代行、国対委員長、参議院議員会長からの報告。参議院議員会長からは参議院執行部の新体制について報告をいただきました。水岡参議院会長、田名部匡代参議院幹事長、そして斎藤嘉隆参議院国会対策委員長ということで紹介をいただいたところでございます。
 政務調査会長からは、政調からのコロナ対策本部等についての報告。
 選対委員長からは、自治体議員選挙に関する結果報告等がございました。また、新たに統一選挙での公認が決定いたしております。
 組織委員長から、参議院選挙でボランティアセンターを今回は早めに動かしていただきまして、大変多くの皆さんから活動に参加していただいたところです。ボランティアセンターにご参加くださった方々からはアンケートを通していろいろご意見をいただいておりまして、今後こういったことを生かして、さらに次の統一選挙を見据えた活動につなげていきたいと考えているところです。
 企業・団体交流委員長、つながる本部長代行、ジェンダー平等推進本部長代行、それぞれからお話がございました。  そして、きょうは協議事項といたしまして、参議院選挙総括素案について、私のほうから報告、説明をし、参加の常任幹事会のメンバーの皆さんから意見をいただいたところでございます。きょういただいた意見を受けまして、私のほうでまた手直しをして、あすの両院議員総会・懇談会に提案する文章をリライトしてまとめていきたいと思っております。
 その他ということで、今後の会議予定について、ご覧いただいているような内容で報告をいたしました。

○臨時国会について

【幹事長】
 きょうは、そのほかにも幾つか申し上げたいことがございます。
 昨日、与野党、自民党・立憲民主党の国会対策委員長会談が行われました。
 我が党としては、とにかく今のコロナ対応、物価高、安倍元総理の国葬の問題、旧統一教会をめぐる被害問題、こういったことに対して、ほかにも本当にたくさんの議題が、それこそオリンピックの問題ですとかいろいろあるのですが、いずれにしても国会をしっかりと長時間開会して、国民の皆さんが関心のあるテーマ、議題について論戦を行うということを強く求めてまいりました。
 私は以前、随分前には、閉会中審査を行うべきだというふうに申し上げましたが、それが受け入れられず、国会が近くなってまいりましたので国会の会期延長というものを強く求めたのですが、また、その方向で馬淵国対委員長からも交渉をしていただいたのですが、昨日の国対委員長会談ではあす召集される臨時国会の会期がわずか3日という、極めて、何と申しましょうか、こんなにたくさんの議題があるのにたった3日で国会を閉じていいのかと、先ほど常任幹事会の冒頭挨拶でも泉代表も発言しておりましたが、本当に国民生活をよい方向に持っていくつもりがないのではないかというふうに私としては思っております。与党によって会期の延長が拒否されたということは、本当に重大なことだと思っております。
 他方で、この合意を受けた上でですが、先ほど申し上げました幾つかの点、新型コロナ、物価高、国葬の問題、これに関しては必要に応じて適切な時期に閉会中審査を行うというふうに与党が明言したと聞いております。この3点にとどまらずに、本来であれば例えば総務委員会などでは議論になるべき通信事業者の大規模な通信障害、それからオリンピック組織委員会元理事の金銭受領問題なども含めて閉会中審査を行っていくということですので、与党におかれましては、この約束どおりにしっかりと時間を取って、夏休みなどということも考えずに対応を行っていくということを強く求めております。ここまで来て逃げるようではいかんというふうに与党には強く申し上げたいと思っております。
 なお、安倍元総理の追悼演説につきましては、与党側より秋の臨時国会で行いたいという提案がありました。我が党としては安倍元総理の追悼演説に反対はしておりません。できる限り多くの国民がわだかまりなく追悼演説を受け止められる環境とすべきだというふうに申し上げております。
 その意味で、現時点で日取り以外は全く何の説明もない国葬については、政府が速やかに国会の場で説明すべきだと考えております。繰り返しになりますが、私はどなたであれ政治家を国葬という形で弔うということには反対でございます。

○旧統一教会と政治の関わりについて

【幹事長】
 また、旧統一教会の問題に国民の関心も高まっております。私ども対策本部でいろいろヒアリングをしておりまして、やはりこれも国会で議論すべきだと思っております。そして、疑念を持たれている以上は、政治の側から自ら説明することが必要だと考えております。
 先ほど申し上げましたように、我が党としては党所属議員に対しまして旧統一教会の関わりについて調査を行わせていただきました。現在、何らかの関わりがあったと報告をいただいた議員に個別に聞き取りを行っておりますが、これまで旧統一教会への献金、旧統一教会からの献金受領、受け取りですね、及び選挙活動に対する支援はなかったということを確認いたしております。
 メッセージの送付や会合への代理出席については、代表が先日の会見でご説明を申し上げましたが、そうしたご説明した方のほかに、今回、笠浩史衆議院議員、森田俊和衆議院議員、原口一博衆議院議員などから報告をいただきました。いずれの方も単発のものでありまして継続的な関係はないということを確認いたしました。
 順番で申しますと、笠浩史衆議院議員については、時期は不明確であるが、記憶で2005年か2006年頃、依頼を受けて平和連合の神奈川県の大会に祝電を打った記憶があるということでございました。
 森田俊和衆議院議員については、2018年6月10日、世界平和フォーラム、これは地元の熊谷市立勤労会館で開催されたものに祝電を打たれたということです。
 原口一博衆議院議員は、遡ること7、8年前ということのようでございますが、日韓トンネル、ここの総会に代理の方が出席をされているということでございました。
 3名の方には、今後は旧統一教会との関わりについて厳重に注意をしていただくように要請をいたしました。なお、今回の調査は自己申告としていますので、今後も申告漏れがないかどうか重ねて呼びかけをしていきたいと思っております。
 一方で、自民党の所属議員は現職閣僚を含めて旧統一教会との関係が最も多く指摘されておりますが、茂木幹事長が組織的な関係はないと言ったきりで、全く調査を行うそぶりを見せません。おととい岸田総理は、社会的に問題になっている団体との関係については、国民の皆さんの関心も高いわけで、丁寧な説明を行っていくことは大事だと発言しました。丁寧な説明の必要性は理解しておられるということだと思います。であるのであれば、速やかに自民党が調査を行い、その結果を国民に説明すべきであると思います。


■質疑

○参院選の総括作業について

【読売新聞・北村記者】
 参院選の総括について伺いたい。きょうの場では素案が示されたということだが、出席された議員の方からはどういった意見が出されたかと、何名程度の先生から意見が出たか。この2点をお願いしたい。

【幹事長】
 お示しした素案に対しては大変多くの方からご発言をいただきました。10名ぐらいですかね。ご意見の内容については、本当に幅広いご意見をいただきまして、大変貴重なご意見だったと思っております。
 この意見を言いますとあした出す前に一端を述べることになってしまいますので、それはご勘弁ください。

【読売新聞・北村記者】
 確認だが、今後のスケジュール感について、10日の臨時常任幹事会で最終決定という日程感に変わりはないということでよろしいか。

【幹事長】
 はい。そこの日程感を、今、私としては持っております。

○旧統一教会と政治の関わりについて(1)

【共同通信・野本記者】
 統一教会の話だが、党内での調査、細かくて恐縮だが、回答率はどれぐらいで、全議員から回答を得た結果なのか教えていただきたい。

【幹事長】
 全議員を対象に調査の協力要請をいたしました。
 今回の調査は自己申告でございまして、関わりがあった方のみ回答をいただくという形になっています。ですので、回答率と言われると。

【共同通信・野本記者】
 全員から返ってきたわけではなく、心当たりがない方からは紙は返ってきていないと。

【幹事長】
 ええ。ですので、心当たりのない方からは回答は返ってきていません。

【朝日新聞・藤崎記者】
 今の質問に絡んで。この調査の期限というのを設けた中で、今、お返事が3人からのみだったという理解でよろしいか。

【幹事長】
 7月29日の夕刻5時までということで締切りを設けました。そこでお返事をいただいた方の報告を今させていただきました。
 なお、先ほども申し上げましたが、自己申告の調査です。申告漏れがないかどうか、今後も呼びかけをしていきたいと思っております。

【朝日新聞・藤崎記者】
 もう一点。これは国会議員の方と、自治体議員の方にもされるという理解だったが、自治体議員の方からはなかったという理解でよろしいか。

【幹事長】
 今、精査中でございます。そういう意味では。

【朝日新聞・藤崎記者】
 国会議員の方では少なくとも新たに3人があったということで、自治体議員については今後発表される可能性があるという理解でよろしいか。

【幹事長】
 そうですね、よくよく調べていきたいと思っております。

【朝日新聞・藤崎記者】
 自民党の対応のあり方について、調査や説明が必要なのではないかとおっしゃっていたが、改めて、ご自身の党を調査された上で、どういう点が課題になるかとか、もしご認識があれば教えていただきたい。

【幹事長】
 旧統一教会の問題については、全国霊感商法対策弁護士連絡会の皆さんが本当に長い間その実態について調査をし、活動してこられました。我々の党の中でも有田芳生さんを初めとして何名かの方がこの間も国会で取り上げてまいりましたが、やはり根本的な問題解決というところには至らなかったという反省がございます。
 今回、安倍元総理の銃撃事件を受けて、改めてこの被害実態、やはり大変大きな問題であるということが改めてわかりましたので、やはりここは国会でしっかりと対応して、本当に今生じているさまざまな問題、困難、こういったことを解決していくのが国会が今まさになすべきことだと思うのです。その前提条件として、やはり被害実態がわからないといけません。そのときに、言われている政治との関わり、ここを自ら明らかにしていくことで被害実態を明らかにする一助になると思いますし、そこをやらずしてこの問題にだけ対応するということはできないと私は思うので、これはぜひ国会を挙げて全政党で取り組まなければいけないと思っております。
 ですので、私としては自民党の茂木幹事長に、ぜひこれは全党的な国会としての対応をしようということを求めたいと思っています。

【フリーランス・堀田記者】
 有田芳生さんとは、彼がバッジをつける前からずっと知っているが、彼がバッジをつけたのが平成22年ですよね。立憲民主党は、その前の民主党のときに、この問題を十分に党内で議論したということは西村さんは記憶にありますか。

【幹事長】
 平成22年当時。すみません、私は記憶にはありません。

【フリーランス・堀田記者】
 (幹事長代行として会見陪席の)篠原さんはそのときにバッジをつけていた。西村さんはそのときに落選していたかもしれないが。篠原さん、要するに有田さんを中心としての統一教会のことについての勉強会とかそういったのがあったということは記憶していますか。

【幹事長】
 すみません、私の会見ですので私のほうからお答えいたします。
 今回の事件を受けて改めて明らかになった旧統一教会の被害問題ですが、やはりこれまで国会の中で十分に取り組んでこなかったという反省が私たちにはございます。だからこそ、この問題を政党・政治家の力で明らかにしていって、やはり解決につなげていかなければいけない。とにかく被害で苦しんでおられる方々がいらっしゃる。そして、二世、子どもたちの問題もあります。ここで、この問題の存在をもう本当に改めて知らされた私たちとしては、この機会にやはり前に進めようという思いでやっているということを、ぜひご理解いただきたいと思っております。

○外国人技能実習制度の本格見直し方針について

【朝日新聞・藤崎記者】
 政策に関連して伺いたい。政府のほうで、法務大臣が、実習制度について本格見直しを表明された。立憲民主党はこれを廃止すべきだという立場でこれまで論じられてきたと思うが、改めてどういった議論参画、どういうことを政府に求めていきたいか。もしお考えがあればお願いしたい。

【幹事長】
 外国人技能実習制度については、私どもの党としては、これは廃止すべきだという整理をして、法案提出もいたしております。
 これは法務大臣が、見直すということですかね。

【朝日新聞・藤崎記者】
 本格見直しと。

【幹事長】
 本格見直しですね。本格見直しということであるのであれば、ぜひ我が党が提出している法案・政策について一緒に取り組んでいってもらいたいと思うのです。国会は何も与党だけの独占場ではありません。私たち野党もたくさんの政策・法案を提出して、とにかく少しでもいい方向にと思って活動しています。ですので、私たちの法案もぜひ取り上げていただいて、同じテーブルで議論ができるように。
 そして、これはやはり見直しと言いますと、何か法務省がやる見直しですと結構時間がかかりそうな気がします。ですので、素早い対応もあわせて求めたいと思います。

○最低賃金の引上げについて

【北海道新聞・木村記者】
 きのう連合のほうで、最低賃金の引上げが決まり、過去最大額で歓迎の声もあるが、幹事長の受け止めと、今後の課題がもしあればお願いしたい。

【幹事長】
 連合のほうで決まったというか、厚労省ですよね。審議会できょう決まったということですかね。
 31円。引上げはいずれにしても望ましい。私たちも求めていますし、引き上げられるということは望ましい方向であると思っております。
 ただ、31円引き上がって、例えば所定内で8時間働いたとして248円ですかね。今の物価上昇に対して太刀打ちできる引上げなのかと考えると、私はちょっとこれでは足りないというふうに思います。
 やはり私たちは、最低賃金の引上げ、これによって働く人たちの問題の、全てではないですが、ある一定部分は問題解決してくるところがあると思っていますので、もっと強力に、うちは1500円を目指すというふうにたしか書いていたと思いますが、大幅な引上げを、やはりこの物価高の状況でもありますので、やらなければいけないということだと思っております。
 ガソリンの値段は上がる、食べ物の値段は上がるという中で、本当に1日248円の引上げで生きていけるのかということだと思います。

○旧統一教会と政治の関わりについて(2)

【新潟日報・山田記者】
 旧統一教会に関する調査の結果というか内容について伺いたい。3名の国会議員の方から申告があったということだが、もう少し詳しく伺いたい。このお三方は、なぜ祝電や代理出席をしたのか、理由についてはどのように述べていらっしゃるか。知らずに出たということなのか。どうしてそういうことをしたのかについてお願いしたい。また、今後は注意するようにという指導があったということについて、それぞれそれについての理解は示されたのか。別に問題ないとする意見は特になかったかということを伺いたい。

【幹事長】
 ありがとうございます。
 後で紙をお配りできればと思いますが、一覧表にしたものがございます。
 皆さん地元での開催なのですね。今回明らかになった、笠さん、森田さん、原口さんですが。地元で開催されるということで、地元から要請があったというところまでは確認をいたしております。

【新潟日報・山田記者】
 要は、旧統一教会と関連がある団体だと知っていて、そういう電報を出されたりしたのか、それとも知らないで出されたのかというところは、お聞きになったか。

【幹事長】
 そこまでは確認していないということです。ただ、地元の方からの要請で祝電を打ったり代理で出席したということでした。
 大事なポイントだと思いますので、改めてお三方に確認をした上で、次の会見のときなどに報告をするか、それとも個別にお答えするというようなことでよろしいでしょうか。

【フリーランス・羽田記者】
 「羽田ゆきまさ報道局」の羽田と申します。
 統一教会と関係があった方が3人だけということだが、立憲民主党の議員で3人しかいないものかなと。本当にきっちりとした調査ができているのかちょっと疑問に感じる。そこら辺は、自主的に言ってもらうということだが、調査が甘いのではないかとも聞いていて思ったが、その点についてはどうか。

【幹事長】
 すみません、ちょっと先ほどの説明の仕方が悪かったように思います。
 今回の調査で新たにわかった方が3名でして、これまでのいろいろな報道を基に、我々で調査をした方で、何らかの関わり、祝電を打ったりというような方が、ほかに5名おられます。ですので、今までに明らかになっている5名と、今回明らかになった3名と、合わせて現時点で8名ということになります。

【フリーランス・羽田記者】
 その8名にしても少ないかなという印象、本当はもっといそうな気もするので、またこれから追加でぽろぽろと出てくるということがあるのであれば、自民党に対して追及するのに結局ブーメランで自分たちに返ってくる。過去にもいろいろと同じようなことがあったと思うが、そういうことになるのではないかという気がするが、本当にしっかりとした調査をやれているのか。個人に任せてというところで、今の調査の仕方で本当にいいと思われているか伺いたい。

【幹事長】
 自己申告という方法で今回はやらせていただきました。ほかの調査方法と言いますと、なかなか、我々もいろいろなことは検討したのですが、やはり自己申告で今回はお願いしようということでやらせていただいたものです。
 先ほども申し上げましたが、やはりわからないでやってしまったという方もいらっしゃるのですね。そのこと自体も問題であるので、そこはやはり今後は厳しく注意をするようにという厳重な要請は私のほうからさせていただいたのですが、もしかしたら、まだちょっとわからないという方もいらっしゃるかもしれません。ですので、改めてもう一回、申告漏れがないのかどうかということについては重ねて要請をしていきたいと思っております。

○参院選ボランティアセンターの取組について

【フリーランス・羽田記者】
 参議院選挙でのボランティアセンターについての報告で、例えば衆院選のときの7倍の確認団体ビラを送ったとか、いろいろとそれなりに活動はしたのかなと思うが、ただ、結果的な得票の全国比例で言うと目標を大幅に下回ったということとか、そこら辺については、こういった活動がきちんと票に結びついていないのではないかと思うが、このボランティアセンターについてどういった話合いというか、意見が出たとか、そういったところがあれば教えていただきたい。

【幹事長】
 特にきょうは何か話合いがなされたということではありませんでした。
 ボランティアセンターを昨年の総選挙のときにも設置いたしまして、そのときには日にちが短かったので十分に活動ができなかったのだけれども、今回、参議院選挙は日程があらかじめ見えるので、総選挙と比べると対応ができたというような報告でありました。
 私たちとしては、今後ともこのボランティアセンターはぜひ活動をしていきたいと思っております。
 得票に結びついたかどうかということは、これはやはり選挙の総括に関わる部分で、ここは執行部が取りまとめる話だと思っておりますので、ボランティアセンターの効果云々ということではきょうは話合いはなされておりません。

○旧統一教会と政治の関わりについて(3)

【NHK・高橋記者】
 細かい点で恐縮だが、旧統一教会との関わりの調査において、地方議員の方の調査というのは、自己申告は呼びかけているが回答がないという状況でよろしいか。

【幹事長】
 回答はあったのですが、それが本当の、何というか、公表すべき関わりなのかどうかということについて、今、ヒアリングも含めてやらせていただいているというところです。

【NHK・高橋記者】
 そうすると、調査自体は国会議員と地方議員と、いずれも全てにかけていて、いずれの人も自己申告ができる状態であると。

【幹事長】
 そのとおりです。

【NHK・高橋記者】
 二つ合わせた現時点での調査結果として8名の方の申告があったと。

【幹事長】
 そうですね、はい。