衆院東京15区補欠選挙(28日投開票)で唯一の日曜日となる4月21日、酒井なつみ候補の応援に蓮舫、福山哲郎両参院議員、末松義規衆院議員はじめ多くの自治体議員が駆けつけ、まっとうな政治の実現を訴えました。

 小選挙区選出議員が2代続けて逮捕される異例の事態となった衆院東京15区。蓮舫議員はJR亀戸駅で近くの街頭演説会で、自民党派閥の裏金問題が長年にわたって組織的に行われていたことが明らかになっているなか、「皆さんだけが声を上げることができる」とあらためて選挙の意義を強調。かつて、公費で賄われている議員会館の電気料・水道料などの光熱水費に数千万円もの経費を計上、あるいは活動実態のない自宅を事務所として経費を計上するなど、大臣経験者による不祥事が相次いだとき、その後の選挙で与党が敗北、野党が勝利した結果、政治資金規正法が改正された経緯にも触れ、「国民から1人250円もらっている政党助成金を何に使ったのかを明らかにするのが法律の理念。何に使ったのかを明らかにせず、隠して説明をせず、法改正の独自案もないのが今の自民党。どうか立憲民主党に期待してほしい」と訴えました。

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 「野党は批判ばかりと言うが、冗談じゃない。20年間批判と提案を一緒にやってきた。間違っていることには批判をし、改革案を出す。そして与野党で修正協議をして法律を実現、改正する。当たり前のことを私たちはやってきた」と主張。残り約2カ月の通常国会での政治資金規正法改正の実現に向けて連座制の導入や、企業団体献金の廃止、政治資金パーティーの廃止等を盛り込んだ立憲民主党の改革案にも言及し、「私たちはこのような問題が二度と起こらないための法改正をしたいと案を作ったが、残念ながら自民党の案は出てきていない。問題を起していながら解決策の法改正案を出さない自民党ではこの国の問題を変えることはできない。江東区の皆さんには、酒井なつみを選択することで岸田総理に『間違っている』と声を上げていただきたい。そのことで改革を進められると確信している。今の間違った政治、政治資金収支報告書への不記載額が過去5年間で500万円未満は処分しないという甘い判断をした自民党がおかしいと思うのであれば、酒井なつみにご支援をいただきたい」と呼びかけました。

 蓮舫議員は、亀戸駅前にある商店街(歩行者天国)を歩行遊説、亀戸天神通りでもマイクを握り、酒井候補への支援を訴えました。

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 酒井候補は「私はこの町に誇りを持っているからこそ、今の政治への不信の壁を越えて『まっとうな政治』を実現したい。その思いで立候補を決意した。私は看護師、助産師として12年間働いてきた経験がある。皆さんは、病気になって心細く不安になる、生活が苦しくなる、仕事を辞めるなど、さまざまな困難を抱えたことがあるかと思う。今私は元気な身体で国政に挑戦しているが『がんばっているあなたを独りにはしない』という政策は、自分自身がどうなるか分からない経験をしたからこそ、皆さんと一緒に声を上げる。そして声を上げたら変えられることを実感できる社会をめざしている。私たちは正直で公正な選挙で一人ひとりの声を受け止められる、寛容で人にやさしい政治を実現したい」と表明。「私たちが選んだ政治家が不祥事を起こしてしまったことに、一人の政治家として無念さを感じている。だからこそ、皆さんが今求めているのは『まっとうな政治』だと思う。利権やお金のための政治ではなく、皆さんの声を受け止められる、そして自治体の課題が分かっている、江東区のためにも働くことのできる、私、酒井なつみを選んでもらいたい。看護師、助産師として命と向き合う仕事をしてきたからこそ、皆さんが安心して暮らしていける社会にするため、しっかりと責任を果たしていく」と訴えました。

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亀戸駅近くの街頭演説会には東京7区の松尾明弘総支部長(写真右)も参加