衆院島根1区補選(投開票4月28日)6日目、選挙期間中では最初で最後の日曜日となる4月21日、亀井亜紀子候補は松江市、安来市をまわり支持を訴えました。午後には、芳野友子連合会長、泉健太代表、辻󠄀元清美代表代行と合流し街頭演説を行いました。

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 小雨が降る中行われた松江テルサ前の演説で亀井候補は、「この選挙を勝ち抜いて、ここ島根から日本を変えていく、その思いで現在戦っている」と訴えました。自民党の裏金問題に関連し、不記載が500万円未満の議員は「厳重注意」だけで済んでいることに対し、島根県民の年収よりも高い金額であると指摘、許されることではないと指摘しました。またパーティー券を買える力のある業界団体の声が通りやすいと話し「買う力のない団体の声は後回しになってしまう、だから子育てといった分野は後回しになったのではないか」と疑問を呈しました。そして、「一部の業界団体に補助金が行くのではなく、時には減税をして国民みんなさん一人ひとりが恩恵を受けられる、そういう政治にこの選挙を通して変えていきたい」と決意を語りました。

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 芳野会長は、亀井亜紀子応援団の一人であり、何としても国政に送りたい、まっとうな政治を取り戻すためには亀井候補の力が必要だとして駆けつけたと語りました。日本の国会議員の女性比率は他国と比べても低く、まだまだ足りないと語り、「私たちの声、生活者の声をきちんと届けてくれる議員が必要。そのために亀井亜紀子さんは、地域の皆さまお一人おひとりの声をしっかりと聞いてきた。そしてその声を、どう政策に生かしていけばいいのか、そのこともしっかりと地域の中でやってきた亀井さんを国政に送ることが、これからの政治を変えていくこと、私たちの生活を変えていくこと」と説きました。

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 泉代表は、「今ここに並んでいる政治家は、裏金を懐に入れたいから政治の世界に入ったわけではない、自分たちの権力を膨らませ権力者にとって都合のいい国にしたいからでもない。県民の皆さまの自由や平和や生活を守りたい。今の政治がおかしいと思ったからこの世界に入った」と語り、「一緒に戦っていただけませんか」と支持を求めました。さらに亀井候補が国会に戻ってきたら、すぐに島根の大きな課題でもある中小企業や民間企業の賃上げ、地域経済の課題、農業振興に取り組んでもらいたいと語り、人口も減り、農業も衰退し、若者が残らなくなってしまった島根、そういう政治を一緒に転換しようと訴えかけました。

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 辻󠄀元代表代行は、自民党の裏金問題に関連し、一般企業であれば代表が責任をとる事態だが岸田総理は責任を自覚していないのではないかと指摘。自分自身の処分も決められず政治資金規正法の改革もできないのであれば、島根1区の皆さんに処分を決めてもらい、けじめをつけてもらいたいと述べました。さらに、ここでしっかり意思を示すことで、利権政治を断ち切り、日本の経済をしっかり伸ばし、地方を大事にする政治に変えていけると訴えました。

 街頭演説会の司会進行は、本補選の選挙対策委員長の石橋通宏参議院議員が務め、連合島根の成相善朗会長、階猛、神谷裕両衆院議員、徳永エリ、石垣のりこ両参院議員も参加しました。最後は国民民主党島根県連代表の森本秀歳松江市議会議員の音頭で団結がんばろうを行いました。

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 演説後、記者団の取材に応じた泉代表は、同日岸田総理も島根に入り選挙応援をしていることについて問われると、「(車座集会に参加したのは)県民との対話といっても、非公開では県民との対話にならないと思う。そういう隠す体質をずっと続けてきたのがまさに自民党のやり方で、これそのものを変えなければいけないと実感した。そして政治改革が本当に進むのかどうか、この選挙で岸田政権にちゃんとした答えを出さないと政治改革は進まない」と述べました。

松江テルサの前に行われたプラーナ(安来市)での街頭演説の様子
松江テルサの前に行われたプラーナ(安来市)での街頭演説の様子
松江テルサの前に行われたプラーナ(安来市)での街頭演説の様子
松江テルサの前に行われたプラーナ(安来市)での街頭演説の様子