東京都議会における女性比率は、28.6%。女性の数は都議会史上最多とはいえ、126人のうち36人です。
男性優位の議会の中で、女性が3割(クリティカル・マス)を越えると、DVや性暴力をはじめとした課題や、子どもや高齢者、障がい者や性的マイノリティなど社会的立場の弱い人々に関する政策が進むとされています。女性が増えることで、政策の優先順位が変わるのです。実際、現在の都議会で児童虐待や性教育に率先して取り組んでいるのも女性議員です。
議会に女性が増えれば、社会は必ず変わります。7月4日に行われる東京都議会議員選挙に、立憲民主党から公認8人、推薦含めて12人の女性が立候補しています。
都議会に、女性の声を届けましょう。その思いを込めて、公認候補者からのメッセージ動画を作成しました。
【女性候補者からのメッセージ】
いま、家事、育児、介護などに悩みながら、夢を諦めている女性は多いのではないでしょうか。DVや性犯罪の被害者は、圧倒的に女性が多いという現状があります。
感染拡大が始まってから、1年以上が過ぎましたが、コロナ禍で多くの女性がこれまで以上に困難な立場に置かれています。
私たちはこの間、たくさんの声を聴いてきました。
仕事がなくなって行き場がないひと
休業補償が得られなかったひと
経営に行き詰まったひと
経済的な理由で学業を断念したひと
生活保護を受けられずに、子どもを養うために
夜の店で働くシングルマザー
同性を愛することを誰にも言えないひと
パートナーから暴力を振るわれているひと
多くの相談を受ける中で、子どもや女性を取り巻く状況はむしろ深刻さを増していると感じています。「自己責任」を理由に、弱い立場に置かれた人を置き去りにする政治が、ここ東京でも繰り返されています。政治がこれ以上、格差と分断・貧困の連鎖を広げてはいけません。
子どもを育てるのは家庭だけではなく、社会の責任ではないでしょうか。子育てや介護をしながらも安心して働ける街をつくりましょう。女性が、人生を自由に選択できる仕組みをつくりましょう。
私たちは、東京が未来へと歩んでいけるように、立場の弱い女性にしっかりと寄り添い、代弁していきます。私たちは、労働者であり、母であり、娘であり、パートナーであり、地域に生きるひとりの女性です。
これからも、あなたの声、小さな声を、聴かせてください。