立憲民主党の泉健太代表は9月2日、定例の記者会見を開きました。

 冒頭の発言で、自民党の旧統一教会への対応で、調査対象を国会議員のみにしたことに関して、「国会議員よりも多い自治体議員も調査・公表の対象に含めるべきだ」と、注文を付けました。加えて自民党は、件数だけの発表で、具体的中身については発表しないとしていることに、「これは調査・公表ではなく、隠ぺいするための作業だ」と厳しく指摘しました。

 安倍元総理の国葬問題について、「これまでも実施してきた内閣葬として行うのであれば理解はできるが、そうでないのであれば国民の間にも大きな疑問を生む」と述べ、国葬を行うべきではないと強調しました。

 国会開催について泉代表は、「コロナ対策、経済対策などが急務である」として、早急に開催するよう重ねて要求しました。

 記者との質疑で、政府が国葬の実施について、内閣設置法を根拠としている点をどう見るか問われた泉代表は、「『元総理は内閣葬とする』と基準なり法律を作るべき。時の総理、政権が政治的事情などを踏まえて決められるということがおかしい。ルール作りを可及的速やかに行うべき」との考えを示しました。