三井住友銀行にて中小企業融資・個人の資産管理業務を担当。さまざまな背景をもつ子どもたちや家庭が安心して過ごせるように支援する子ども支援団体一般社団法人リトルハブホームでは事務局長を経験。暮らしに必要不可欠なサービスの拡充を目指し日々活動する宗野創(そうの・はじめ)総支部長に寄稿してもらいました。(写真:活動を支えてくれる仲間たちと。向かって右端が宗野創総支部長)

■祖父母の介護経験から、支え合いの社会の必要性を痛感

 私が政治を目指すことになったきっかけは、10年にわたる祖父母の介護経験です。介護職や行政、地域の方の支えがあったからこそ今の私たち家族がいます。その時、人生には自己責任だけではどうしようもないことが起こると痛感しました。

 大学卒業後は銀行に就職し、中小企業の皆さま、個人のお客さまを担当していました。そこで直面したのが、外からは見えづらい、さまざまな「将来不安」や「生きづらさ」でした。子育て世代も、中小企業の経営者も、地域のお年寄りも、もはや「涙の色は違えども、誰もが涙を流している」社会になってしまっている。こうした現実を知ってからは、地域福祉をライフワークとして子ども支援団体や特別養護老人ホームの運営に携わってきました。

 過度な「競争」ではなく、世代を超えて共に支え合い、誰もが安心して暮らし働ける新しい「共創」社会を私たちの世代で実現したい。その道筋を切り拓きたいと思い、政治の道を志しました。

■暮らしに必要不可欠なサービスの拡充と孤立対策先進国の実現を

 子育て・医療・介護・教育・住宅・障がい者福祉といった、暮らしにとって欠かせないサービスの拡充を実現したいです。

 特に現役世代にとって一番の家計負担となっているのは家賃です。日本は国際的にみても公的な家賃補助や住宅供給の政策が非常に手薄い国でもあります。公的家賃補助制度を整備することで、どんな仕事に就いていても「住まいの安心」が手に入るようにします。

 さらに地域福祉の現場で痛感したのは、日本がいま世代を問わず「社会的孤立」に向かっているということです。子育て世帯や高齢者の孤立を防ぐ地域発の居場所づくりを支援し、誰一人取り残さない孤立対策先進国を目指します。

■同じ目線から始まる対話

 街頭活動や地域回りを通してお話をするとき、どんなときでもしっかりと目線を一緒にしてお話をしたいと思っています。身体的な目線をそろえることは、心の目線をそろえることにもつながり、お一人お一人の事情をより深くお聞きすることにつながると思います。

 よく「あなたは何をしてくれるの?」と聞かれることがあります。もちろん私の伝え方の未熟さの結果であり、日々試行錯誤の毎日です。しかし反省だけに留まらず、そんなときは私がしていることはこれですとお話しするとともに、あなたの課題を解決するために「一緒にやりませんか!」とお誘いすることにしています。

 新しい未来を創るには政治家だけではなく、国民の皆さまお一人お一人と一緒でなければはじまらない。私はあくまでこうしたムーブメントの中の、政治家という一人のアクターであると思っています。

■神奈川18区からみんなで一緒に未来を創ろう!

 神奈川18区は区割り改定により全国でも大注目の地域になっています。だからこそ、この地から政治改革のうねりを起こしていくために全力で挑戦します!

 みんなで未来を創ろう!一緒にはじめよう!