立憲民主党広島県総支部連合会結成大会が4日広島市で開催され、党本部から福山哲郎幹事長が出席しました(写真上は、県連大会後に開かれた街頭演説会。左から、森本真治参院議員、大井赤亥、ライアン真由美、上野寛治各総支部長、福山幹事長、佐藤公治衆院議員、野村功次郎、佐藤広典両総支部長)。

 福山幹事長はあいさつの中で「昨年の参院選挙で設立された『結集ひろしま』の動きが全国での合流への動きにつながった。そしていち早く広島で結成いただいたことは枝野代表も私も大変うれしく思う。この動きを広島から全国に発信していただきたい」と期待を示しました。

 大会では、県連規約の決定に続き、佐藤公治衆議院議員を代表、森本真治参議院議員を代表代行兼選対委員長とする役員案、来るべき衆院選挙において県内7選挙区すべてに候補者擁立を目指す活動計画案などを了承しました。新県連代表に就任した佐藤衆院議員は、「健全な政治を取り戻すために広島から始まる大転換、『結集ひろしま』から『結集日本』へみんなが力を合わせていく」と広島における野党結集の意義を訴えました。

 大会終了後には広島市の金座街に場所を移し街頭演説会が開かれました。街頭演説で福山幹事長は広島県連結成について、「佐藤公治衆院議員を先頭に本日立憲民主党広島県連が立ち上がった。河井夫妻の事件が起きたこの広島で、自民党にしっかりと対峙していく固まりとして皆さんに応援いただきたい」と県民に支持を訴えるとともに、「ここから日本の立憲主義と、国民が安心して暮らせる状況、機能する行政をみんなで取り戻す戦いがあらためて始まる」と力を込めました。

 続いて総支部長5名がマイクを握り、広島2区の大井赤亥総支部長は政治学者の立場から日本学術会議任命拒否の撤回を、広島3区のライアン真由美総支部長はダイバーシティと多様性の社会の実現と河井夫婦により傷ついた政治の信頼回復を、広島4区の上野寛治総支部長はコロナにより閉店が相次ぐ中小零細企業への支援策の必要性を、広島5区の野村功次郎総支部長は元消防士の経歴を生かし防災家として防災対策に取り組んできた実績を、広島7区の佐藤広典総支部長はアベノミクスで疲弊している地域経済の立て直しをそれぞれ訴え、来る衆院選挙に向けた決意を表明しました。