立憲民主党は26日、今日から第203臨時国会が召集されることを受け、国会内で両院議員総会を開きました。枝野幸男代表は、「地域の活動と国会の活動ともに全力で立ち向かうことで国民の期待にこたえる」と力を込めました。
枝野代表は冒頭のあいさつで、コロナ禍にも関わらず4カ月以上にわたり国会が開かれず、菅総理が所信表明演説で政策を語ることもなく今日にいたったことに触れ「ようやく論戦の機会を作ることができた」と強調しました。そのうえで、「それぞれの持ち場でしつかり役割を果たすことを通じ、今の政治を変えていく。大きく日本の政治が動き始めたと感じてもらえる国会にしたい」と決意を述べました。福山哲郎幹事長からは、(1)全国の都道府県連が40、総支部が180超えて設置できたこと(2)立憲民主党のSNSのフォローのお願い(3)各総支部への交付金の支払い――について報告がありました。
福山幹事長はSNSのフォローについて、「立憲民主党のTwitterのフォローをぜひそれぞれの皆さん、事務局、秘書の皆さんにお願いします。明後日からの代表質問や予算委員会等々をフライヤ-などを使ってTwitterで告知する。150人の議員がフォローしあうことで全国にいろんな形での情報が飛び交うことになる。わたしも(国会議員)全員フォローした。SNS上での告知にご協力をお願いします。また、蓮舫代表代行の力で昨日から立憲民主党Instagramがスタートしました。Instagramのアカウントをお持ちの方もぜひフォローをお願いします」と告知しました。
安住淳国会対策委員長は、「150人の力を大きなパワーにしないといけないが、それは国対の仕事ではない。国対はあくまで舞台づくりだ」と述べ、過去一人ひとりの議員の地道な調査により、年金問題や耐震偽造問題等がクローズアップされ社会を動かしてきたことに触れました。そうしたことを踏まえて、「議員は国会で質問して、その中から社会をえぐり一点突破する原点に帰った国会にしたい」と考えを示しました。また、菅政権に対しては、「本当に国民生活のため(の政策)になっているか。国民のために働いているのか衆参ともに徹底チェックしたい」と意気込みを示しました。
難波奨二参院国会対策委員長は、「衆院選は1年以内だが、1年9カ月先は参院選もある。それぞれの戦いに貢献できる国会運営にする」と決意を述べました。
その他に辻元清美衆院議員が、11月1日が投開票日の大阪市を廃止して分割をするいわゆる大阪都構想の是非をめぐる住民投票について、「昨日の世論調査では反対派が上回る調査が出た。全国の皆さんで知り合いが大阪市内にいる人はぜひ『反対』と全国の支援をお願いしたい」と出席者に求めました。
阿部知子衆院議員は、「西では大阪都構想、東では横浜でカジノの住民投票。署名が10万筆超えた」と横浜市内にカジノを設置する是非を住民投票で行うことを求める署名活動について報告。「6万筆で成立するので数を集めて、全国に『カジノいらない』と仲間と一緒におこなう。横浜にお知り合いがいれば署名受付中です」と協力を求めました。