福山哲郎幹事長は31日埼玉県を訪れ、加須市では森田俊和衆院議員(埼玉県第12区総支部長)と地元自治体議員らの集会に、さいたま市ではJR浦和駅前で武正公一衆院埼玉県第1区総支部長とともに街頭演説会に参加。安倍政権、菅政権の下で行政が機能しなくなっているとして、「誰もが排除されない多様性ある社会、機能する政府を作る」と訴えました。
加須市の集会で森田議員は、安倍政権下で「私たちの生活実感が本当に改善したのか」と疑問を呈したうえで、「いま、私たちが本当に幸せな人生を送ることができるようになったのかを問うことが大事なのではないか」と問題提起。まずは直近の生活に困窮している人たちの生活を成り立たせ、生活基盤を固めたうえで、医療・教育・介護などの面から、生活者をサポートしていく決意を述べました。
福山幹事長はあいさつの中でまず、東日本大震災で被災した福島県双葉町の住民が加須市の旧騎西高校に集団避難していた際のエピソードを紹介。当時の官房副長官として、被災者の受け入れなど加須市の対応にあらためて感謝の意を表しました。
その上で、安倍政権7年8カ月の間で、格差が拡大し実質賃金も低下したことなど、国民が豊かさを実感しえなかったことを強調。また、いわゆるアベノマスクに象徴される、コロナ禍での政府の対策による混乱などを指摘し、「学生支援や特別定額給付金の支給、雇用調整助成金の助成額の上限額引き上げなどは、野党がまとまって(政府に)求めたから、補正予算に組み込まれた」と立憲民主党などの政策実現力をアピールしました。
菅内閣が進めようとしているデジタル庁の設置や「脱ハンコ」などは、国民生活の豊かさにどの程度結びつくのかは現時点では不明確な部分が多いと指摘。「新しい立憲民主党は皆さんに選択していただける政策をしっかり推し進めていく。その若手のリーダーとして森田さんを育ててほしい」と、参加者に支援と協力を呼びかけました。
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福山幹事長は、武正1区総支部長の人柄に触れ、「いつも武正さんは変わらない。真面目で実直で、誠実に政治に携わっている。民主党政権時、岡田元外務大臣の下(副大臣として)、いわゆる『日米密約』の調査報告に取り組んだ。武正さんの行政手腕を高く評価している。いま、安倍政権、そして菅政権の下で行政が機能しなくなっている。誰もが排除されない多様性ある社会を作ること、機能する政府を作ること、そのために立憲民主党には素晴らしい仲間がいる。その一人が、武正さんだ。武正さんとともに堂々と戦い、あなたのための政治に取り組む」と、立憲民主党への支持を訴えました。