常任幹事会議長をつとめる田名部匡代参院議員は15日、千葉県の流山おおたかの森駅前で竹内千春・衆院千葉7区総支部長らとともに街頭演説を行いました(写真上は、左から田名部匡代常任幹事会議長、竹内千春千葉7区総支部長)。

 田名部議員は、新型コロナウイルスの感染者数が増えてきたことに触れ「GoToトラベルで旅行者が増えている。政府は国民の皆さんが不安に思っていることについて政策で応えていない」と批判しました。「野党の私たちは皆さんの声を受けていろいろな提案をしてきた。1律10万円給付や家賃支援、ひとり親支援給付など私たちが提案して、その一部を政府が取り入れきたことを知ってほしい」と紹介しました。コロナ禍で命を守っている医療・介護従事者に敬意を表し、「少なくともこうした方々が無料で検査を受けて、安心して仕事に従事していただけるようにしないといけない。安心して介護デイサービスに送り出せるからこそ、家族は仕事に行かれる。私たちは、経済活動を回していくためにも、PCR検査などを拡充することを春からずっと求めてきたのに政府の動きは鈍い」と改善を求めました。
 コロナ禍で、弱いところにしわ寄せが来ていると指摘し、「菅総理は自助・共助があってから公助だと言っているが、それでは本当に困っている人が声を上げにくくなる。今は公助で支援しないといけない」と訴え、週明けに立憲民主党等が低所得のひとり親支援法案を提出することを紹介しました。
 最後に、弁護士として社会の不公正さと戦ってきた竹内総支部長は国会で即戦力となるとし、支援を求めました。

 竹内総支部長は、短大教員だった時に教え子から受けた相談を紹介し「不当な扱いを受けながら、仕事を辞めることに罪悪感をもっていたことに驚き、こうした社会の理不尽はなくさないといけないと思い立った」と振り返り、弁護士となり、不当解雇や職場でのハラスメントに苦しむ人、DV被害にあった人たちを弁護してきた経験を話しました。日本学術会議の任命拒否問題について「大変な問題が起きている。こうしたことが当たり前だと国民が慣らされてはいけない」と政府に対してしっかり声を上げていくことが大事だと訴えました。コロナ禍について、「女性は非正規が多く、経済的に困窮している方も多い。10万円の一律給付の後、政府から具体的な政策を何も打っていない」とし、今こそ政治が公助で支援策を行うべきだと力を込めました。
 また、自民党幹部から「野党にどんどん女性を出して頂いて」と自民党から女性候補者をこれ以上擁立することを断念するかのような発言があったことに触れ、「皆さんの声を国会に届けたい」と、女性候補者として国政を目指す決意を改めて述べました。

 街頭演説では、三瓶輝枝千葉市議会議員、戸張ともこ松戸市議会議員もマイクを握りました。この後、田名部議員は竹内総支部長とともに選挙区内5カ所で街頭演説をおこないました。