衆院国土交通委員会は20日、議員立法の「交通政策基本法等改正案(交通政策基本法及び強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靭化基本法の一部改正案)」を可決しました。
 法案には、少子高齢化、人口減少等による交通に対する需要の多様化に対応しつつ地域社会の維持・発展を図るため、輸送サービスを推進すること、災害が頻発・激甚化する中、災害発生時の交通機能を維持すること、交通機能の代替性の確保や地域活力の向上、運輸事業や交通事業の人材の確保とそれに必要な労働条件の改善等が盛り込まれました。

 採決に先立ち法案の質疑が行なわれ、同委員会で野党筆頭理事をつとめる小宮山泰子議員が提案者として答弁をおこないました。

 立憲民主党から岡本充功議員が質問に立ち、基幹的な高速交通網の形成のあり方、複数の地方自治体にまたがる交通網の調整、災害時の道路運行の確保等についてただしました。

 法案の可決を受けて、同委員会理事の城井崇議員が決議案「交通政策及び国土強靭化に関する件」の趣旨説明をおこない、決議案は全会一致で可決されました。

交通政策基本法等改正案概要.pdf
交通政策基本法等改正案要綱と法案.pdf
交通政策基本法等改正案新旧対照表.pdf
交通政策及び国土強靭会に関する決議.pdf