衆院予算委員会で17日、集中質疑がおこなわれ、「立憲民主党・無所属」から後藤祐一議員が質問に立ちました。

 後藤議員は総務省幹部が、菅総理の長男で株式会社東北新社メディア事業部エンタメコミュニティ統括部長を務める管正剛氏から接待を受けていた問題について、菅総理に総務大臣であった2006年から2007年、官房長官であった2012年以降、東北新社側から接待や政治献金を受けていたという報道の事実関係をただしました。

 菅総理は東北新社の創業者である故植村伴次郎氏親子との会食については認めましたが、放送事業の許認可に関する会話をした記憶はないと答弁しました。また、同親子から2012年以降、合計500万円の個人献金を受けたと事実を認めました。

 後藤議員は東北新社から献金を受けていた菅総理に、総務省幹部から放送事業の許認可に関する情報提供があったのであれば贈収賄罪にあたるとし、武田総務大臣に調査の徹底を要請しました。

 冒頭、昨年11月末で期限が終了した家賃支援給付金の再給付は特措法63条の2の義務ではないかと述べ、西村経済再生担当大臣に再給付を早急に検討するよう、強く求めました。

 また、日本中央競馬会調教助手による持続か給付金不正受給について、後藤正幸日本中央競馬会理事長と野上農林水産大臣に事実関係を確認した上で適切な対応を求めました。