立憲民主党大阪府総支部連合会(大阪府連)青年委員会主催の「国会議員とインターン生のオンライン交流会」が27日に開かれ、党本部からは泉健太政務調査会長、近藤和也青年局長、塩村あやか青年局長代理が参加。昨年春に大阪府連所属の議員事務所でインターンシップに参加した学生を中心に20名を超える学生が参加し、オンラインで交流しました。司会は、今回の交流会の企画した関西大学政策創造学部1年生谷山顕翼(たにやま・けんすけ)さんが務めました。

 司会の谷山さんの開会あいさつに続き、大阪府連青年委員長の大石利彦豊中市議による挨拶、自身のインターン生経験も触れながら、参加してくれた学生と議員に対し感謝の言葉を述べました。

 各国会議員からの挨拶のあと、泉健太政調会長は「現在の国会の状況説明」「これからの見どころ」、近藤和也青年局長は「国会を見る際のアドバイス」、塩村青年局長代理は「不妊治療」について、それぞれのテーマで話をしました。

 その後の質疑応答では、事前質問に加え、数多くの質問が上がり、各議員はそれら質問に一つひとつ丁寧に回答、予定の時間を越える内容の濃い交流会となりました。

 学生からの主な質問を一部ご紹介します。

〇政府のコロナ対策の具体的な問題点を指摘した上で立憲の「zeroコロナ」政策の優位性を知りたいです
〇男女共同参画社会について、昔より改善しているがまだ男女の格差がある。働いているシングルマザーと働いていないシングルマザーで貧困率が変わらないという統計が立憲民主党ホームページに紹介されていて疑問を感じたが、どのように思いますか
〇日本の女性の活躍、男女の差がうまらないのはなぜか。これから女性議員が増えるにはどういったことが必要でしょうか
〇物価の2%の上昇を目的とした大規模な金融緩和を2012年から続けています。結果として、日経平均株価自体は民主党政権時代と比べてかなり上昇していますが、所得自体は横ばい傾向で物価に関しては2%の上昇どころか下落傾向にもあます。そこで、立憲民主党として現在政府が進めている金融緩和に対してどのような見方をしていますか、また立憲民主党としての金融政策はなにかありますか
〇なぜ海外で認められている中絶方法が日本では認められないのでしょうか
〇選挙における投票率の低さ、若者の政治の関心の低さについてどう思いますか
〇今の若者・学生が政治に関わることに期待することはありますか

大阪の辻元清美事務所から参加している学生たち。写真右は司会の谷山さん

 会の締めくくりにあたり各議員が感想をコメント。泉政調会長は「良い会でした。全国のいろいろな地域のインターン生が中心となって、それぞれの地域の国会議員の皆さんとやっていただいて広げてもらったらいい運動になると思います」と述べました。

 参加インターン生の関西大学政策創造学部2年生の水谷真也(みずたに・まさや)さんが閉会のあいさつをした後、参加者みんなで記念撮影を行いました。