第5回レインボー国会「もう待てません!今国会で超党派のLGBT・SOGI(性的指向・性自認)法制を!」(主催:EqualityActJapan、LGBT法連合会、ヒューマン・ライツ・ウォッチ、アスリート・アライ、オール・アウト)が27日国会内で開催され、立憲民主党から枝野幸男代表らが参加しました。

 本集会は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が迫る中、オリンピック憲章で掲げられた「性的志向による差別の禁止」の理念や「理解を深め、差別をなくし、平等な社会」を実現するため、日本での「LGBT 平等法」の制定を目指し、開催されました。

 枝野代表は「性的マイノリティの皆さんに関する関心や理解がこの間大きく進んできている一方で、そのことによっていかにこれまで、そして今も多くの皆さんが、時には自ら命を絶つという方まで含めて、ご苦労されてきているのか、差別をされてきているのかということも明らかになってきている。まさに時は今だと思っている。何とか、この国会で差別を解消し、できれば婚姻の平等が実現できるような方向に向けて、大きく実現できるように、われわれも柔軟かつ大胆に頑張っていきたい」とあいさつしました。

 福山哲郎幹事長は、「私は3月25に菅総理に向かってLGBT平等法の制定の必要性を訴えた。国際社会が日本を注目している。調査にあるように、各世代でLGBT平等法の制定に賛成の国民の意見が圧倒的に多い状況だ。最近若い人と話をすると、特に10代、20代のLGBTに対する理解はわれわれの世代をはるかに超えている。LGBTがあたり前の世界、LGBTを理解しているのが普通の世界になっている。ぜひLGBT差別禁止を含めた法を与野党で早くするようにともに頑張りましょう」とあいさつしました。

 党SOGIに関するプロジェクトチーム(PT)座長で、超党派のLGBTに関する課題を考える議連幹事長もつとめる西村智奈美衆院議員は「党としてはLGBT差別解消法案と同性婚を可能にする婚姻平等法を提出し、性同一性障害特例法の見直しにも着手している。東京オリンピックの前に結果を得たい」と意気込みを語りました。

 このほか、立憲民主党から多くの議員が参加し、あいさつしました。

(衆院)辻元清美副代表、近藤昭一企業・団体交流委員長、山花郁夫憲法調会長、小宮山泰子企業・団体交流委員長代行、吉田統彦議員、尾辻󠄀かな子SOGIに関するPT事務局長、松田功議員、山本和嘉子議員、源馬謙太郎議員、道下大樹議員、松尾明弘議員
(参院)牧山ひろえ議員、打越さく良ジェンダー平等推進本部事務局長、石川大我議員、田島麻衣子議員