枝野幸男代表は27日、国民民主党の玉木雄一郎代表と国会内で会談。菅政権で初の国政選挙となった衆院北海道2区補欠選挙、参院長野選挙区補欠選挙、参院広島選挙区再選挙(いずれも25日投開票)すべてで野党候補が勝利したことに、枝野代表は、候補者を一本化し、それぞれの協力があっての結果だと玉木代表に謝意を述べました。その上で、(1)連合・立憲民主・国民民主で雇用のセーフティネットのパッケージ作りに向けた作業の開始(2)衆院選挙での選挙区の一本化(3)連合との政策協定――について認識を共有しました。
会談後、記者団の取材に応じた枝野代表は、雇用のセーフティネットのパッケージについては「4月9日の神津会長との会談で『具体的な政策を作り実現に向けて動き出そう』との提起を受けて合意した。(立憲民主党は)窓口を泉健太政調会長と石橋通宏筆頭副会長に決めたので、それぞれ担当を決めて早々に具体的な作業をスタートさせたい」、選挙区の一本化については「両党の選挙対策委員長間で選挙区の一本化に向けて、原則として競合を避け、さらに一本化した選挙については互いに協力して当選に向けて頑張ることを確認したい」、連合との政策協定については「お互い選挙区では競合しないことを原則とする前提のもと、榛葉賀津也幹事長(国民民主)と福山哲郎幹事長(立憲)、相原康伸事務局長(連合)を窓口とし、協議を進めていきたい」とそれぞれ求め、これら方針について基本的に一致したと報告しました。