「国民投票法改正法案」をテーマとした市民団体の集会が6日昼に国会議員会館前で開催され、野党各党が参加しました。立憲民主党から柚木道義衆院議員があいさつをしました。
冒頭、柚木衆議員は、立憲民主党が求めた国民投票法改正案に広告規制等の検討条項を盛り込む修正が自民党と合意し、衆院憲法審査会で審議されていることをふまえ、「この集会に立憲民主党が参加しないわけにはいかない。皆さんの思いを受けとめるために来た」と発言しました。
そして「国民投票法改正法案が8つの国会にわたって3年間、巨大与党に抗して採決させずに継続審議となってきたのは、市民と野党との共闘の成果だ」と強調。「今日この場に多くの方々が集まっているのは、毎月19日の国会前行動や全国での署名活動などの積み重ねがあったからこそだ」と力を込めました。
さらに、「政府のコロナ・医療対策の不備が感染拡大を引き起こしたのに、それに乗じて火事場泥棒のごとく緊急事態条項の制定をおしはかることはとんででもない」と与党の姿勢を強く批判し、「これからが正念場だ。国会で3分の2の多数の議席をとらせない、憲法改正発議を簡単にさせないための取り組みにあらためて全力をあげる」と決意を述べ、あいさつを締めくくりました。