党「つながる本部」(本部長:枝野幸男代表)は2日、第3回役員会を開催。同本部における夜間中学と労働者協同組合法に関するこれまでの活動の報告があり、また今後の活動のあり方について議論が交わされました。都道府県連つながる本部長会議の開催が了承されるとともに、自治体議員や都道府県連などを巻き込んだ活動の進め方についても意見が出されました。
枝野代表は冒頭のあいさつで、「つながる本部はさまざまな支援の手が届かずに困難に直面している皆さんの課題に、どのようにわれわれが向かい合い、受け止め、解決に向かわせていくのかということで、ますます重要度が高まっている。党本部と都道府県連、自治体議員の皆さん、それぞれの立場を活かして一体となって、さらに活動を充実させていきたい。国民全体の政治への不信をしっかりと食い止めていくためにも、われわれが現場の皆さんとしっかりとさらにつながりを深めていくことが重要である」と述べ、つながる本部の重要性の高まりと、活動をさらに充実させたいとの考えを示しました。
新型コロナウイルス、オリンピック・パラリンピックそれぞれに対する政府の無責任な対応、「昔に比べればきれいになった」と語る与党の政治とカネの問題への認識を問題視し、「国民の政治不信を高めるのが目的なのかと思いたくなるような状況にある」とも指摘。「政治がしっかりしなければ多くの皆さんの暮らしの困難は支えていけないという状況のなか、われわれは現場の皆さんとさらにつながりを深めていく」と表明しました。
つながる本部でこれまで扱ってきたテーマである夜間中学について、「地方出張した際に現地の関係者の皆さんと話をさせていただくなど私個人としても関心が高いことであり、学びたくても学べない方々が増えている中で重要性はますます増していくだろう」と語りました。同じく労働者協同組合法に関しては「(法案成立という)一定の成果を上げましたが、今後どのように活かしていくのかということ含めて、われわれの役割は大きいと思っている」と述べました。