枝野幸男代表は23日、東京都議会議員選挙候補予定者である江東区の高野はやとさんらとともに江東区・豊洲で街頭演説をおこないました。

■枝野幸男代表

 枝野代表は、COVID-19の感染が広がり飲食店や関連業種が苦しんでいることに触れ、「飲食店が閉まっているからと言って、イベントが、映画館が、さまざまな小売業が、いろいろな影響が出ているけれど、どれくらい支援しているのでしょうか。残念ながらできていません」と多くの業種が政府からの支援を受けておらず苦しんでいることを指摘。そして、「なぜ、こんな世界になっているのか。自己責任だ、競争だ、もう30年間くらい偏りすぎた。たしかに競争も大事だ。人生の中では自己責任で自分で判断することもたくさんあるでしょう。でも、逆に人生の中には、どんなに自分が頑張っても自分の力だけではどうにもならないことが、どなたにも必ずある」と競争や自己責任だけに偏ることの限界を訴えました。そのうえで、社会全体で互いに支え合う必要性を説き、「個々人で支え合うと言ったってみんな余裕がないんだから、誰が支えるんですか。その支え合うために政治があるんじゃないですか。政治を抜本的に変えましょう。お互いさまに支え合う。その支え合いをちゃんと守る。そういう政治に変えていきましょう」と呼びかけました。

■高野はやとさん

 昨年末より江東区内の団地やマンション、商店街などさまざまなところで人々の声を何度も聴いてきたという高野さんは、COVID-19を徹底的に封じこめて「暮らしを取り戻す」と主張。具体的には、「PCR検査の無症状化を含む検査の拡充、そしてワクチンの早期接種、ワクチン接種の迅速化を行い、感染拡大を防いでいきます。そして、自粛と補償をセット。東京都民に、自粛だけを求め十分な補償がないのは、東京都民の命そして暮らしを守ることにはなりません」と訴えました。さらには、仕事がなくなり苦しむ人へ事業支援金の拡充、孤独孤立に苦しむ人へ手を差し伸べる政策をハード、ソフト両面で実現することが必要だと強調しました。