福山哲郎幹事長は28日、東京・葛飾区を訪れ、東京都議会議員選挙に立憲民主党公認で葛飾区から立候補している岩崎孝太郎(いわさき・こうたろう)候補者の応援演説をおこないました。

■福山哲郎 幹事長
 福山幹事長は、現在の都議会の状況について触れ、「『専決』と言って、議会が開かれないで予算が決定していることがたびたびあります。これは、実はあまり良いことではありません。予算が議会で承認を受けることで民主主義が成り立っている。東京都知事の力が大きすぎると議会が開かれない。議会で都知事にモノを言える人が少ないとそういったことがおこなわれる」と都知事の力が大きくなりすぎて議会の機能が弱くなっていることを説明。こうした状況について福山幹事長は、「やはり、都民の皆さんの税金を使う限りは、都議会は機能しなければいけません」と主張しました。岩崎候補について、「政治がこういう状況だからこそ、都議会都政の中で、『生活と暮らしを守りたい』という一心で、今回都議会に葛飾から立候補しました」と紹介。「困ったときに走り回る、困った人のために動き回る、そういう都議会議員を目指す岩崎孝太郎にどうか力を貸してください」と呼びかけました。

福山哲郎幹事長


■岩崎孝太郎候補者(葛飾区)
 弁護士の岩崎候補者は、東日本大震災の時に宮城県の仮設住宅を1軒1軒訪ね歩いて相談対応をした経験を紹介。「あの時もそうだった。時の経過とともにどんどん相談は深刻になっていきます」と述べ、今のコロナ禍でも、働きたいのに働かせてもらえない人やお金を借りたくても借りられずに明日の生活に困る人がいて、「まさに今、生活に窮乏している声が非常に相次いでいる。これが今のコロナ禍が映し出す社会の姿だ」と指摘しました。COVID-19の感染拡大が収まらないなか、東京オリンピック・パラリンピックの開催を強行することについて、「今の政治の強引なやり方に『ノー』と言える最後のチャンスが、東京都議会議員選挙。命と暮らしを第一にする政治をおこなっていくならば、この立憲民主党・岩崎孝太郎にぜひともお力を貸してください」と強く訴えかけました。

岩崎孝太郎候補者