枝野幸男代表は東京都議会議員選挙最終日の3日、立憲民主党の候補者の応援で東京都内各地を回り街頭演説。東武東上線の大山駅前の商店街では、板橋区選挙区から立候補している宮瀬英治候補とともに政治の転換の必要性を訴えました。都議会での質問数第1位の実績を持つ宮瀬候補、2期8年の活動の中で板橋区民の皆さんの声、地域の課題を都政に届け、その改善、解決につなげてきました。

■宮瀬英治候補

 宮瀬候補は、唯一の地元板橋区出身であり、地域で暮らす一人としてそこで暮らしている人、商売をされている人のことを考え、都議会で活動していると話し、そのための取り組みの1つとして、板橋区内各駅で始発から終電まで駅頭に立ち、直接話を聞き相談を受けていると自己紹介。また、今回の選挙ではコロナ禍で厳しい状況に置かれ選挙どころではないという人も「公営掲示板でポスターを見ることがあるかもしれない」との思いから、周囲に反対されながらも自らの携帯番号をポスターに記載、深夜まで嫌がらせの電話もあるなか、本当に困っている人からかかってくる可能性があると、かかってきた電話にはすべて対応している(出られないものもあるが)と言います。「政治家は苦しんでいる人を救うもの」という強い信念を実践、相談にのった方からは「本物の人っていたんだ」という感謝の言葉をもらったとも話しました。

 初当選以来、業界や組織団体・企業からの支援も献金も一切受け取っていないという宮瀬候補者は、「特定の団体や一部の声の大きい人の声だけを聞いていたら、皆さんの本当に大切な思い、声が届かない。板橋区民の皆さんから話を聞き、皆さんがまっとうだと思うことを都政に届けていく。政治家が強い者にまかれたら誰が弱い人のことを考えるのか。知事にも忖度せず前向きな提案をし、おかしいことはおかしいと言っていく」と、しがらみのない立場だからこそまっとうな政治を実現できるとアピールしました。

■枝野幸男代表

 枝野代表は、「宮瀬さんほどまじめにしっかり仕事をしてきた都議はいないと思っている。この4年間、誰よりもしっかりと都議会での論戦、都知事に届いていない暮らしの声を届けてきた、都議会議員の鏡だ。だからこの選挙に勝ち上がってもらい、これまでの7人から仲間を増やし立憲民主党の都議会議員のまとめ役として大きな力を発揮してもらえる人物。板橋区民の皆さんの良識ある1票で必ず都議会に送り返してしてもらいたい」と宮瀬候補への支持を訴えました。

 「今の都政は、いざという時に命と暮らしを守るという役割を果たしていない。明日の商売を続けられるかに困っている、明日の暮らしに困っていると人たちを最優先にできていないのが今の都政だ」と指摘。何でもかんでも民営化を進め、競争ばかりをあおってきたことで、この感染症危機のなかで暮らしに寄り添えない政治を作ってきたと述べ、「まずは都政から変えていきましょう」と呼びかけました。

 宮瀬候補が板橋区内の各駅で始発から終電まで駅頭に立ち、携帯電話を公開し一人ひとりの声に寄り添ってきたことに「あるべき政治を実践している数少ない議員が宮瀬候補」だと称賛。「この力を使わずしてあなたの明日の暮らしの安心を守れますか。安心して子育てができる、安心して歳を重ねられる地域を作っていけますか。あなたの1票では足りない。勇気をもって周りの皆さんに声をかけてほしい」と、宮瀬候補の必勝に向けさらに支援の輪を広げてほしいと求めました。

 街頭演説会には、地元の阿久津幸彦衆院議員(東京11区総支部長)も参加し「宮瀬さんの活動の原点は、区内各駅での始発から終電までのお困りごと相談会」だとあらためて紹介。地域で暮らす人々に寄り添う宮瀬候補の再選を訴えました。司会進行は、中妻じょうた板橋区議会が務め、板橋区内はもとより多くの自治体議員が応援に駆け付けました。