「第19回シベリア・モンゴル抑留犠牲者の集い」が23日午後、千鳥ケ淵戦没者墓苑で開催され、立憲民主党から長妻昭副代表が出席しました。この「集い」は、旧ソ連政府が約60万人の兵士や民間人のシベリア抑留を命じた1945年8月23日にちなんで、2003年から毎年開催されています。

 主催者代表あいさつに立ったシベリア抑留者支援センター世話人の新関昭二さんは、「シベリア特措法」が制定されて11年たつが、実態解明が進んでいない現状を訴え、遺族が納得する遺骨収容のプロセスと鑑定の改善、埋葬地の調査等の実態解明を強く求めました。

 長妻議員は、「シベリア・モンゴルでお亡くなりになった抑留者のうち、半数をはるかに超えるご遺骨は、いまだ、ご帰国されていない。しかも鑑定され、ご遺族に戻ったご遺骨は、ほんの一部」と指摘し、「遺骨収集やDNA鑑定を加速させなければならない」と力を込めました。

 「集い」には那谷屋正義参院議員も出席しました。