「『もう限界だ。もう限界だ』。こうした声がこの国の政治に届いているのでしょうか。『もう変えんば、もう変えんば(長崎の言葉で『もう変えねばならない』)』。自己責任から互いに支えあい、必要な方に必要な公的支援が届く社会に変えようではありませんか」(山田勝彦 衆院長崎3区総支部長)。
 「単に株価を上げる政策から、一人ひとりの暮らしをそこそこ豊かにし、安心を生む政策へと変えていく。そのことが最大の景気対策につながる」(枝野幸男代表)。

 25日午後、枝野幸男代表は長崎県大村市に入り、衆院長崎3区の山田勝彦総支部長や山田朋子県連代表らとともに、大村駅前広場において開かれた街頭演説会に参加。集まった支持者や聴衆に対し、政府のコロナ対策や経済政策(アベノミクス)を厳しく批判するとともに、格差解消のための政治の実現と山田総支部長への支持の拡大を訴えました。

 山田総支部長は、月3万円で生活をしている、離島の年金生活者たち。先祖代々伝えられてきた農地をなんとかつないでいる、後継者のいない高齢農家。コロナ禍で明日の生活が見えない人たち。店の経営があまりに厳しく、命すら投げ出すこと考えてしまう人々――などに触れ「こうした人々が現実にこの大村市にいる。『もう限界だ。もう限界だ』。こうした声がこの国の政治に届いているのでしょうか。『もう変えんば、もう変えんば(もう変えねばならない)』。自己責任から互いに支え合い、必要な方に必要な公的支援が届く社会に変えようではありませんか」と力強く訴えました。

 枝野代表は「われわれは、政府が五輪の選手村でやっていたような検査を一般国民にも広げる旨の法案を、去年の3月に国会提出している。持続化給付金にメリハリをつけて再支給する法案など、国民の命と暮らしをコロナ禍から守るためのさまざまな法案も出しているが、与党は審議しようともしない。対案がないのは、与党側だ」と、政府コロナ対策を批判しました。また「単に株価を上げる政策から、一人ひとりの暮らしをそこそこ豊かにし、安心を生む政策へと変えていく。そのことが最大の景気対策につながる」と、経済政策を大きく転換することも訴えました。

 また山田3区総支部長について枝野代表は「さまざまな政策について、われわれがどういう政治を目指しているのか、政権が代われば何が変わるのか。力強く歯切れよく、人々に訴えてくれる。そのことが、大村市をはじめとする長崎3区の有権者の皆さんにも、伝わっているのだと思います。しかしあちらの陣営は『自民党総裁選』という、テレビを使った選挙運動をやっている。われわれは、こうやって集まって頂いた皆さんや足を止めて頂いた皆さんの口添えで『草の根の勝負』をして対抗する。安心して暮らせる、そして一日も早くこのコロナの危機から当たり前の日常を取り戻す。そのために私たちとともに『変えよう。』ではありませんか」と、山田総支部長への積極的な支援の拡大を訴えました。