枝野幸男代表は6日大阪・堺市を訪れ、大阪16区総支部長の森山浩行衆院議員らとともに街頭演説に参加しました。枝野代表は、「まっとうな政治を取り戻すために、ぜひ私たちに力を貸してほしい」と呼びかけました。

 堺市で生まれ育ち、学生時代はカンボジアなどで国際ボランティア活動をし「子どもが世界中のどこに生まれても希望をもって生きられる世界にしたい」という思いで報道記者から自治体議員を経て、2009年に衆院議員となり現在2期目の森山議員。「新型コロナウイルスの感染拡大が終わった後に、どうやって経済を立て直していくかは政治が取り組まなければいけないことだ」などと述べ、これまでの自民党政権の経済政策について「成長戦略と称して日本の財産を外国資本に売り渡す、いわゆる売国と言ってもいい」などと指摘しました。さらに森山議員は「日本の財産をバラバラにして外国に売り払い、売り払えばGDPは上がりますが、日本人の懐には入ってこない。どうですかこの10年、皆さんの生活はよくなりましたか」と呼びかけ、所得税の減免や医療・介護、保育、教育分野などへの予算の重点配分をすることで「国民の懐をあたたかくなるような方向へ経済政策を変えていく」と訴えました。

 枝野代表は、自民党総裁選挙について「あれは100人に1人しか投票できませんでした。皆さんの知らないところで勝手に決まった第100代総理だ」と指摘。まもなくおこなわれる総選挙は第101代の総理大臣を「あなたの一票で決めることができる」と述べ、「今度は蚊帳の外ではありません。岸田文雄さんがいいのか枝野幸男がいいのか。皆さんに決めていただく総選挙が間もなくやってくる。まっとうな政治を取り戻すためにぜひ、私たちに力を貸してほしい」と呼びかけました。
 森山議員については、「国会でフットワーク軽く、党内のさまざまな声や情報を集める、無くてはならない存在だ」などと紹介しました。