蓮舫代表代行は10日、兵庫県西宮市を訪れ7区の安田真理(やすだ・まり)総支部長とともに街頭演説をおこないました。

 約20年アナウンサーをつとめてきた安田総支部長は、「取材を通して、さまざまな生きづらさの声をきいてきました」と自己紹介。「しんどさをみんなで分け合うにはどうしたらいいんだろう。また経済番組を通して数字を追いかける仕事もしてきましたが、数字上の経済とまた生活の現場の経済、実体経済と大きくかけ離れていることも是正しなければなりません」などと訴えました。また、総支部長としての活動でシングルマザーや産後うつに困る人、仕事をしながら家事や育児に負われる女性の声を聞きいてきたことを紹介し、「女性の家事育児の負担が男性の2倍未満の国々では出生率が上がっている。こういう結果が出ています。誰もが生きやすい世界のためにも、今こそこれからジェンダー平等の社会をここ日本にも根付かせていく必要がある」と強調しました。

安田真理兵庫7区総支部長

 蓮舫代表代行は、岸田総理が9月の自民党総裁選時に訴えていたことに比べて「随分ぶれていませんか」と主張。自民党の幹事長にかつて現金授受を認めて大臣を辞任した甘利明衆院議員を任命したことについて、「政治とカネの問題のど真ん中の人ではないでしょうか。こういう人を幹事長にすることは、自民党は大臣の時にお金をもらった疑惑、口利き疑惑が大したものではない、問題ではないと思っているから、この人を堂々と幹事長にした。あまりにも私たちとは考えが違う。自民党は変わらない、変えられない。それならばクリーンな政治を私たち立憲民主党が変えたいと心から思います」と呼びかけました。また蓮舫代表代行は、コロナ禍でひとり暮らしの学生でアルバイトの仕事を切られ、学費も家賃も払えず中退を考えている人がいるにもかかわらず、岸田総理が「新しい資本主義」と称してこれから富の再分配を議論するとしていることに対して、「このような格差解消について今から議論するのは、あまりにも(遅すぎて)現実を見ていない。無責任だと言わざる得ない」と述べました。

蓮舫代表代行