「与野党が拮抗すれば、国会に緊張感が生まれる。そうすれば、政府のどこかに権力が集中するような曲がった行政はできなくなる」(蓮舫代表代行)

 蓮舫代表代行は17日、総選挙で立候補予定の中谷一馬前衆院議員(神奈川7区)の応援のため、横浜・センター北駅前で開催された街頭演説会に参加しました。
 その演説の中で、蓮舫代表代行は「この夏のことを忘れないでいただきたい」と述べ、今夏の感染爆発の最中、政府与党が一度も国会を開こうとしなかったことに言及しました。「通年国会で、何かあった時にはすぐに対応できるように、行政監視もできるように、国会の景色を変えて下さい」と述べ、今度の総選挙において、野党の議席が増えることの重要性を訴えました。

 この街頭演説会には、蓮舫代表代行、塩村あやか参院議員の他、望月高徳横浜市会議員(都築区)、首藤天信県会議員(都筑区)、藤居芳明横浜市会議員(都筑区)、大山正治横浜市会議員(港北区)ら、地元の自治体議員も多数参加しました。

■中谷一馬前衆院議員

「『当たり前』の思いが、当たり前に政界に届く『政治』にしたい」

 ご存知の方も多いかもしれませんが、私は母子世帯の貧困家庭で育ちました。父と母が小学校5年生の時に離婚をし、母が私と妹2人、兄弟3人を養っていこうと、早朝から深夜まで、昼はパート、夜は水商売。獅子奮迅の勢いで働いてくれました。しかしこの国のひとり親家庭のお母さんたちは、81.8%の方が働いているにもかかわらず、平均収入は、179万円にすぎません。相対的貧困率は50.8%に達します。母は働き続けた結果、無理がたたり、体を壊し、寝込むようになりました。わが家は生活保護を受けることとなりました。小学生だった私は、母の代わりに働きに出て「家計を支えたい」と思い、中学を卒業すると社会に働きに出ました。ただ未熟だった私は道を逸れ、挫折をした経験もございました。その後、18歳の時に通信制の高校に復学をし、働きながら21歳の時に専門学校に進学をし、通信の大学にも行きなおしました。衆院議員になってからは夜間、会合を終えた後に夜の9時から大学院に通いました。

 私は「当たり前」の思いが、当たり前に政界に届く「政治」にしたいと思っているんです。一部の方だけしか「国会議員になれない」と思われている社会って、おかしくありませんか。お父さんが政治家だとか、大臣だとか、偉い人だとか、超高学歴だとか。そんなのではなくて、ここにいらっしゃる皆さん一人ひとりに悩みがある。中卒で悩んでいる人、シングルマザーで悩んでいる人、そんな人々の声が、「政治」に届くのが当たり前だと思うからこそ、皆さんとともに、そういう社会を作っていきたい。

■蓮舫代表代行

「与野党が拮抗すれば、国会に緊張感が生まれる。そうすれば、どこかに権力が集中するような曲がった行政はできなくなる」

 当時、大学生だった中谷一馬君が、私の事務所にやってきました。「政治って、難しいですか。政治には、何ができますか」。初めて私の部屋に来て、まっすぐな質問を、まっすぐな眼差しで聞いてきたことを、今懐かしく思い出しました。その後、苦労して、本当に政治家になって、私の仲間として、衆院で頼りがいのある後輩として、一緒に仕事をしてきました。どうか皆さん、中谷一馬さんをもう一度、国政に、堂々と小選挙区で送って頂いて、皆さんのための仕事をさせて頂きたいと、心からお願いを申し上げます。

 皆さん、この夏のことを忘れないでいただきたいと思います。確かにオリンピックは感動を与えてくれました。でもその裏で、何がこの日本で広がっていたか。菅総理は言いました、「自宅療養をして下さい」。「自宅療養」のレベルでしたか、1日最大13万人が(自宅療養に)。保健所に電話をかけてもつながらない。救急車に乗っても100回目にして、ようやく病院に行くとか。たらいまわしにされ、行きつくところは自宅だったとか。自宅で高熱で、咳こんで、どんなに不安だったことでしょう。

 「自宅療養」と言って国会を開かず、代わりにオリンピックを開きました。選手村には、全国から7000人もの医療従事者を集めた菅総理。7000人を代々木に集めるのなら、せめてその半分でも、自宅療養で悩む人たちの命を守るために、お医者さんと看護師の皆さんを回すべきだったと、改めて思います。

 わずか数日間の、短期間の国会なんて、これからは絶対に許してはいけない。通年国会で、何かあった時にはすぐに対応できるように、行政監視もできるように、国会の景色を変えて下さい。

 もう「一強多弱」とは言わせません。私たちに仕事をさせて下さい。議論する場所を下さい。私たちが法案を提案し、それに対する与党の答弁を是非聞いてもらいたい。そのことによって、国会に緊張感が生まれる。与野党が拮抗すれば、国会に緊張感が生まれる。政府のどこかに権力が集中するような曲がった行政はできなくなる。だからどうか中谷一馬を使って下さい。

■塩村あやか参院議員

「野党がどういう仕事をしているのかを知って頂きたい。政府与党を動かすのは、野党からの突き上げなのです」

 青年局長、それは重たいポストです。他党の青年局長を務めてきた方々の今の地位を見て頂ければお分かりかと思います。政策に強く、かつ気力とやる気がないとこの役職は勤まらないからなんです。(旧党で)それを務めてきたのが中谷一馬さんです。IT化を進めていこうと、実際、コロナ禍が起こる前から主張していました。そしてコロナ禍が始まってすぐに、私と一緒に動いたのが学生支援です。結果、どうでしょうか。政府、与党を動かしたんです。

 休業支援金という制度、これは私たち立憲民主党がアルバイトがなくなった学生さんたちをなんとか助けないといけないと訴えさせて頂きました。これを一緒に取り組んできたのです。その結果、私は内閣委員会で質問して、当時の厚労大臣から「『新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金』の創設をいたします」と、答弁を頂くことができました。これも一緒に、私と中谷さんが(旧党から)青年局で動いてきたからなんです。ぜひ皆さんに、中谷一馬さんのすごさや、野党がどういう仕事をしているのかを知って頂きたいんです。政府与党を動かすのは、野党からの突き上げなのです。その結果、休業支援金も、不妊治療の保険適用と負担軽減も、政府・与党が動いたということを知って頂きたいと思っています。