岡田克也常任顧問は25日大分県入りし、大分3区から立候補している横光克彦(よこみつ・かつひこ)候補とともに国東市黒津崎海水浴場駐車場で街頭演説をおこないました(写真上は、横光克彦事務所提供)。

■横光克彦候補

 横光候補は、「国民がいかに声を上げても聞く耳を持たず、無視をする政治が続いてきた。数の力で強行されてきたが、ようやく変えるチャンスがやってきた。皆さんの1票1票で政治を変える、動かすことができる。怒りをもって1票を投じることができる。私たち立憲民主党は『まっとうな政治を取り戻す』、その1点で戦っている。国民の声がしっかりと国会、政府に届く政治、命と暮らしを大切にする政治、みんなで支え合う社会をつくるのが、まっとうな政治。今の与党は実現することはできない。できるのは立憲民主党。ぜひ力を貸してほしい」と訴えました。

■岡田克也常任顧問

 岡田常任顧問は冒頭、衆院総選挙残り5日間となるなか、約50の小選挙区がまだ固まっていないとして、「50議席増えるかそうでないかで日本の政治は大きく左右される。政治を変えよう」と呼びかけました。

 その上で、第2次安倍政権以後の約10年を振り返り、憲法を無視する人たちが政治をやっていると問題視。今年の通常国会閉会後も、新型コロナウイルス感染が拡大し第5波が到来するなか、必要な対策について国会で議論をせず、憲法53条に基づき野党が求めた国会開会要求を無視し続け、岸田新総裁となり国会を開いても、代表質問だけをおこない解散したと批判し、「質問者に失礼だけでなく国民に対して極めて無礼。国民への説明責任を果たすのが総理の役目だ」と述べました。

 2018年には、森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん問題や、自衛隊のイラク派遣の日報問題で大島理森衆院議長が、「民主主義の根幹を揺るがすものだ」と指摘したことにも言及。事実を明らかにして議論すべきところ、事実を隠す政治が安倍、菅両政権と続き、岸田新政権も表紙が変わっただけで権力構造は変わらないとして、「結局なにかやろうとしても何もできない」と断じました。

 安倍元総理にまつわる疑惑、森友・加計学園問題や総理主催の「桜を見る会」問題をはじめ、参院選広島選挙区をめぐる大規模買収事件、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる担当副大臣の収賄と組織犯罪処罰法違反(証人買収)など、国民不在の問題が相次いでいると指摘。「こういう政治は間違っていると(政府与党に)反省をしてもらうための総選挙。どうしたらいいか。皆さんの怒りを1票に表してもらい、与野党伯仲の状態を作り出すことがその答えだと思う。政権交代まではハードルが高いかもしれないが、立憲民主党を中心に野党の勢力を50議席増やせば与党もあまりにも強引、いい加減なことはできなくなる。野党に対し、もっと聞く耳をもって、相談しながら国会も運営していく形になる。もちろん野党もそれだけの議席を得れば責任も増す。お互い国会で深い議論しながら物事を1つひとつ前に進んでいく政治、これをこの総選挙で実現したい」と訴えました。

 与野党の勢力が伯仲した国会で議論できる環境を取り戻し、コロナ禍で困窮している人たち、あるいは事業者の皆さんへの支援、経済全体を底上げするための補正予算を与野党で知恵を出し合って中身のあるものを作る、子ども・子育て支援や高齢者医療・介護制度の適切な財源確保、コロナ禍で真っ先に影響を受けた不安定雇用の問題やひとり親支援といった格差の是正、外交・安全保障政策など、直面するさまざまな課題について議論をしていきたいと表明。「そのためには、いま争っている50の選挙区で1つでも多くの選挙区で勝ち上がってもらわないといけない。横光さんは党のなかでも親父的な存在で、多くの若い人たちが慕っている。堂々と皆さんのご支援を得て選挙区で勝ち上がれば日本の政治は変わる。残り5日間、本気になって横光さんへの支援、支持を広げていただければ道は開ける。お力添えを心から申し上げる」と呼びかけました。