衆院選の選挙戦、最終日となった30日、神奈川県に入った枝野幸男代表は、横浜駅前で「 #立憲大作戦2021 FINAL @横浜駅西口MORE’s前 #衆院選2021」に参加。神奈川1区のしのはら豪、神奈川2区の岡本英子の応援演説をおこないました。この演説会の司会は、真山勇一参院議員が務めました。

■しのはら豪候補(1区)

 この間、多くの仲間にお支え頂き、ここまで辿りつくことができました。本当に有難うございます。
 この選挙期間中、街の皆さんとお話させて頂くため、多くの時間を自転車に乗って、各地を回って参りました。なぜかと言えば、皆さんとの距離が非常に近いからです。すぐにお話ができる。これが大切だと思っています。
 皆さんから伺ったお話の中で、いくつか忘れられないものがあります。
 「しのはら君、知ってるかい。この駅では、これまで人身事故で電車が止まるようなことは、あまりなかった。ところが最近は、何回も止まっているんだ」。
 今、飲食店だけではなく、多くの方が本当に傷んでいる。傷んでいるのに、政治が耳を傾けていないので、その方たちの声が届いていません。
 「これはなんとしても、この方たちの声を国政に届けなければいけない」、こう固く決意をしています。

 奥さんがいる、子どもがいる、でももう「どうにもならない」。本当にこう訴える方がいらっしゃいました。「もう今から自分の命を絶とうとしている」。街頭演説の時、そうお声をかけてきた方もいらっしゃいました。
 この自民党政権は、富める1%をより豊かにしたかもしれないが、それ以外の99%の方の生活は、どんどんと追い詰められるようになったのが日本の現状です。いくら働けど、可処分所得は増えない、お小遣いも増えない。これでは豊かな、幸せな生活を送ることはできません。
 政治の本質は「富の再配分」です。どのようにしたら将来不安がなくなるのか、施策を考えなければいけません。
 一部の方しか幸せになれないようでは、子どもたちだってそっちの方に行こうと、過度な競争社会、ぎすぎすした社会を生み出してしまいます。各国でも問題となっています。
 これを変えようとするなら、しっかりと政権を交代するしかない。今の政権与党には絶対にできない。

 岸田総理は、最初は私たちと同じようなことを言っていた。しかしすぐに手のひらを返し、アベノミクスの延長のようなことをやろうとしている。これでは変われないし、変わらない。
 この国はもはや、耐えられないところまで来ています。
 これを国民の皆さんに訴えかけながら、最後まで頑張って参ります。

■岡本英子候補

 いよいよ最終日となりました。
 この間、多くの方から「頑張れ」、そして「今の政治を変えなければいけないよね」「これからの日本の未来を新しくつくり、国民に寄り添う政治をつくっていかなければいけないよね」、そのように、お声をかけて頂きました。

 私の選挙区は野党が一本となり、私、岡本英子と、そして与党は元総理大臣との、一対一の闘いをさせて頂いております。大変厳しい選挙区であります。
 今、安倍・菅政権、しっかりと終わらせなければいけない。そして岸田政権になっても、皮を一枚めくれば、何ら変わらない安倍・菅政権が出てくる。
 これをしっかりと止めていかなければならない。
 私、岡本英子は、そう考えております。

■枝野幸男代表

 この神奈川1区のしのはら豪候補は、この4年間、特にわが党の安全保障政策を中心に、まだ若いにもかかわらず党を引っ張る取りまとめ役、リーダーとしての仕事もしっかりと担ってくれました。本当に実力のある若手です。
 神奈川2区の岡本英子候補、相手はまさに超大物です。この大物相手にこの間、めげることなく、地域の皆さんの暮らしの声を聞いて戦ってきました。
 本当にこれまで政治の流れでよいのか、その有権者の意思を、明確に示して頂けるのがこの神奈川2区だと思っています。
 その皆さんの期待をしっかりと受け止める準備を進めてきたのが岡本英子です。

 そして神奈川県内にとどまらず、全国各地でわれわれの仲間が戦っています。
 私たちはいつでも、この国を変えるための覚悟と準備ができています。
 でも変えるのは、しのはら豪でも、岡本英子でもありません。
 この国を変えるかどうか。
 この国の進路を決める力を持っているのは、主権者、有権者の皆さん、あなたです。あなたが変える力を持っている。
 ぜひ明日、皆さんの力でこの国を変えよう。
 いざという時に「命と暮らし」を守る、政治本来の役割を果たす。
 支え合い、分かち合うことで、多くの皆さんが実感できるまっとうな経済を社会へ。「隠す、ごまかす、改ざんする」、こんないい加減なことが続かないまっとうな政治へ。
 私たちと一緒に変えよう。変えようではありませんか。