北海道4区に立憲民主党公認で立候補した大築紅葉(おおつき・くれは)さんが31日、衆院総選挙の投開票の結果、小選挙区では惜敗したものの北海道ブロック比例で当選しました。大築さんは、「4区の皆さまの声を拾って、その声を国に届けていくために、これからもっともっと汗をかかせていただきたい」と今後の国会議員としての意気込みを述べました。

■大築紅葉さん当選の弁
 わたくしの力不足で696票届かず、本当に申し訳ございませんでした。でも、たった2カ月でここまでたどり着くことができたのは、ほかでもないここに集まってくださった皆さま一人ひとりが、この短期間でフル稼働できるように思いやりをもって、日程を組んで、わたくしを連れまわってくださったおかげです。本当に感謝申し上げます。ありがとうございます。
 たった2カ月で10万票以上、皆さんがわたし大築紅葉の名前を書いてくれたことは感謝しかありません。この声は、わたしがこれまで訴えてきた、これまでの政治を変えていきたい、その声一つひとつが集まった表れだと思っています。その声をもっと広げていくよう、たった2カ月しか聞けなかったので、これからもずっとこの4区の皆さまの声を拾って、その声を国に届けていくために、これからもっともっと汗をかかせていただきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 身内の話を一つだけさせてください。私がこの2カ月間、駆け抜けられたのは、東京に残したままの夫と子どものサポートがあったおかげです。夫はこの2カ月間子どもの弁当を初めて作ったり、学校が休みの時に子どもを見ていたり、まさに共働きで、母親が仕事が忙しい時の父親の環境を、しっかりと家庭も仕事も支えてくださいました。これからの日本ではきっと、こんな共働き家庭がもっともっと増えていくと思っています。そんな皆さんのためにもその声をこれからもつぶさに聴いて、その声をしっかりとしっかりと国へ届け、新しい世代から新しい政治を作っていきたいと思っています。皆さんこれからもどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

■共同会見
Q.比例での当選が確実となりました。今回の結果どのように受け止めていますか
 2カ月間で、10万人以上の方々に名前を書いていただいたこの支援者の方々、私が当選して、これまでの政治を変えていきたいという思いを込めてくださった皆さん。この皆さんたちには感謝の気持ちしかありません。ここに集まった皆さん、皆さんたちが分刻みのスケジュールを組んでいただいたおかげでここまで到達できたと思います。たっ2カ月、私の力だけではここには到達できませんでした。とにかく感謝の気持ちしかありません。

Q.選挙戦で有権者の反応はどう感じたか
 とにかく知名度が全くないところから始まったので、一人ひとりの声を聴くことに集中をしていた2カ月だったですが、最後の方には、実は高校生の10代の子が「初めての選挙なんですけど」と何回も通ってくれた、そういう子が一人だけではなかったです。私の次の世代の子たちが政治に興味を持って、こうやって一歩一歩、歩んでいける形ができているのかなと感じられたので、これからの次の世代の人たちにもつながっていけたらと感じました。

Q.この選挙戦では子育てや教育支援を強く訴えていました。具体的にどうやって実現していくか
 街頭演説でも申し上げたが、児童手当の所得制限撤廃を高校卒業まで拡充することによって、子どもたちがコロナ後にチャレンジできるような、家計が少しでも軽くなるように、子供たちがチャレンジできるような政策を短期的には打っていきたい。大学生たちもコロナ禍で大変な思いをしてきた。一人暮らしの大学生に家賃補助制度を新設したり、国公立の大学の授業料を半額に削減したり私立大学生や専門学校生は給付型奨学金を大幅に拡充することで、大学生たちも社会人になるための大切な学生生活なので、充実できるように働きかけたら良いと思っている。

Q.野党統一候補として、戦いました。選挙戦振り返ってどうですか
 この間、一騎打ちの構図を作っていただいたことに関しては感謝しかない。2カ月しか私には期間が残されていなかったので、知名度不足でも皆さんが協力してくれたおかげでここまでたどり着きました。これで自民党を倒せなかったことは悔しくて仕方ない。せっかく皆さんの思いを背負って戦ったのに、あともう少しでした。次こそは、勝ちに行きたいと思っています。