新潟県で最後まで与野党が競り合った新潟6区。23時30分過ぎに当選確実の一報が流れると、上越市内の選挙事務所では、集まった支援者らから大きな歓声が沸きおこりました。うめたに候補は、無所属で臨んだ前回2017年の衆院選では、約2000票差(惜敗率97.65%)で涙を飲みましたが、3度目となる自民党現職との戦いを制し、初当選を確実にしました。
2012年に民主党が新潟6区の議席を失って以来、9年ぶりに自民党から議席を奪還したことについて、うめたに候補は「みんなの力で議席を奪還したので、重い責任を感じている」と述べ、ここからが本当のスタートだという認識を示しました。
記者から国会議員としてどんな政策に取り組みたいかを問われたうめたに候補は、(1)コロナ対策(2)安倍政権・菅政権に象徴される自民党政権の手法の修正(3)農業――の3点を挙げ、格差が広がりつつある社会の立て直しと、緊張感のある政治取り戻すために国会議員としての仕事に励みたいと意欲を示しました。
選対本部長の森ゆうこ参院議員は、「とにかくほっとしました。自民党の底力がありましたし、今回はわれわれに全く風が吹いていなくて、苦しい戦いだったと思います」と選挙戦を振り返りました。その上で「みなさんが1年間選対を組んで、どの政党も市民団体の方も懸命に献身的にやっていただいたおかげです」と、集まった多くの関係者と陣営スタッフに対しても感謝を述べました。
うめたに候補についても「これだけ苦労して、いろんなものを乗り越えて今回の勝利をつかみましたので、これから日本、新潟を引っ張っていく政治家になる」とエールを送りました。