泉健太代表は2日、両院議員総会終了後に国会内で記者会見を開きました。記者会見には、両院議員総会で任命が承認された逢坂誠二代表代行、西村智奈美幹事長、小川淳也政務調査会長が同席しました。

 泉代表は冒頭、両院総会で人事の第1弾が承認されたことに触れ、「代表選挙の中で公約したことでもあります、この共に戦った3候補の皆さんには執行役員の中にお入りいただいて、共に党のために、そして国民のために働いてもらうことを代表選で訴えてきたわけですが、こうして結束して、共に執行部を運営していけることを大変うれしく思います。多くの国民の皆さまに期待していただきたい。そういううれしさと熱意にあふれているところです」と期待を込めました。

 逢坂代表代行は自身の役割について、「党内の役職、幹事長や国対委員長、あるいは政調会長その他多くの役職がありますが、皆さんが精いっぱい仕事ができるように環境を整えることだ」と説明しました。そのうえで「私でやれることは何でもやるという姿勢でいま臨んでいます」と意気込みを語りました。

 西村幹事長は、「今回の代表選を通して、立憲民主党のこれから向かう方向性について多くの皆さんに知っていただくことができた」と代表選を振り返りました。幹事長就任にあたっては、「選出されました泉新代表をしっかり支えて、新しい姿を皆さんにお届けしたいと考えております。非常に重責でございまして、身の引き締まる思いです。どうぞ皆さまからはご指導賜りますようお願いいたします」とあいさつしました。

 小川政調会長は、「コロナ対策の変異株への対応、それから補正(予算)の中身の検証を、しっかりスタートダッシュをきかせて仕事を開始したい」と早速具体的な政策対応に触れました。また、「代表からの指示もありますので、各地域にしっかりお邪魔をして党員やパートナーズの皆さまを含めていろいろな声を聴き、半年後に向けて本当に血の通った政策体系をしっかり練り上げたい」と参院選に向けた政策づくりに着手する考えを示しました。

 今回の人事をどのような思いでしたのか、どのようなカラーを打ち出すのかを問われると泉代表は、「自分にはない力をそれぞれの候補者が持たれていることを実感しましたし、代表選後半はこの力が一つになったら強くなると確信を持った。だからこそ、多少踏み込んだのかもしれませんが代表選のなかでぜひ執行役員に入っていただきたいと明言した。本当に心から一緒になって役員を構成できることは良かった」と感想を述べました。党のカラーについては、任命した3人とも対話力や熱量、説得力があることに触れ、「国民の皆さまと向き合い、国民の皆さまのために働く。政策立案型ということかもしれませんが、われわれはこれを一つのカラーとしていきたい」と強調しました。