泉健太代表は10日、国会内で開かれた「各地の救出運動の現状と北朝鮮最新情勢から全拉致被害者の即時一括救出の方途を考える拉致問題セミナー」に立憲民主党を代表して出席してあいさつ。「皆さんと共に全拉致被害者の即時一括帰国を目指して頑張っていく」と誓いました。12月10日から16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。

 泉代表はあいさつで、拉致被害者・横田めぐみさんのご両親である横田滋さん、早紀江さんご夫妻に自身の地元・京都府の高校で講演してもらったときのことや、京都の百貨店で開催された拉致被害者展に大学生のインターン生と共に訪れたことを振り返りながら、一方で、自身も着用している、北朝鮮による拉致被害者救出を願うブルーリボンバッジについて、いまだに国民に十分な理解が広がっていないのではないかと指摘。「もっと意識を啓発していかなければいけない。その意味では今週は、われわれが大きな運動をしていく大事な時期。なかなか事態の進展が難しいなかで、例えば『瀬取り』の問題などについて、国会でも拉致問題特別委員会をしっかり開いてプレッシャーをかけていく必要がある。防衛省あるいは海上保安庁は、情報についてはある程度は隠さなければいけないところはあると思うが、北朝鮮のある意味での密貿易については、しっかりと監視ができていることを国民全体に伝えていくことも大事だと思う。文化や経済、感染対策、災害対策などあらゆる観点から、あらゆるアプローチで北朝鮮に扉をしっかり開かせていく姿勢で取り組んでいく。われわれ立憲民主党も党一丸となって、皆さんと共に、即時一括帰国に目指して頑張っていく」と力を込めました。

 また、超党派の拉致議員連盟事務局長代理の笠浩史衆院議員が同日の参加議員を紹介。立憲民主党からは他に、同議連会長の渡辺周衆院議員も出席しました。