西村智奈美幹事長は18日、第3回群馬県総支部連合会臨時大会に出席し、あいさつしました。群馬県連では9月に当時の長谷川嘉一衆院議員が県連代表を辞任し、空席となっていました。この日開催した臨時大会で、県連は代表に後藤克己県議、幹事長に高柳勝巳沼田市議をあてるなどの役員体制案を承認しました。
西村幹事長はあいさつの冒頭、先般の衆院選において支援を頂いた党員や協力党員、パートナーズ、連合などの皆さんに謝意を表したうえで、群馬県内で所属衆院議員が不在となったことに対し、忸怩たる思いだと衆院選を振り返りました。
群馬県では17日に、桐生市、太田市の工場で新型コロナ感染症のクラスターが発生。県内の1日の感染者数が約3カ月ぶりの規模となる50人超の感染を確認、全国最多となりました。
西村幹事長はこうした事態を受け、政府与党の水際対策や検査体制が不十分であり、また医療提供体制、社会保障、働き方のぜい弱さが明らかになったと指摘しました。
とりわけ働き方に関しては、労働者の4割近くが非正規雇用で、そのうち7割が女性であることから、こうした人々にしわ寄せが生じている現状を訴え、「収入が減ることは、生活困窮に陥り命の問題に直結する。所信表明演説で岸田総理から具体的な解決策の提示はなかった。(政府は)本当にすべてが中途半端だ。労働者派遣法の見直し、最低賃金の引上げに言及しない。いつまで経ってもこんな状況であったら私たちの地域での暮らしが希望を持てる社会へとつながっていかない。だから政治を変えることが必要だ。何とか自民党の政治を変える」と決意を表しました。
また、群馬では今年10月に2名の女性新人自治体議員が誕生したことに触れ、「女性の政治参画を進める先頭に立ってきた立憲民主党として本当にうれしいことだ。新しい芽、新しい政治への方向性に向けて大きな成果を出して下さっている群馬県連の皆さんととともに、党本部としても参院選や今後の自治体議員選挙に向けて全力で取り組み、また支援していきたい」と表明しました。
そして、「新型コロナウイルス禍は(依然として)先が見えない状況だが、皆さんと一緒に立ち上がり、この日本の政治を本当の意味で変えていきましょう。次の時代を生きる子どもたちのためにも、安心できる持続可能な社会をしっかりと作っていきましょう。そのために党本部としても全力をあげて闘っていくことを改めてお誓いする」と強調し、締めくくりました。
大会では他に、佐藤英夫連合群馬会長などからのあいさつの他、衆院選中間総括案を採択し、今後への決意を出席者らで共有し、閉会しました。