立憲民主党は28日、東京・JR有楽町駅前広場で青空対話集会を開催。小川淳也政調会長は集まった聴衆に「今年一年皆さまお世話になりました。本当に有難うございました」とあいさつし、6月に国会が閉会し、衆院選、枝野前代表の辞任、代表選を経て、新体制で党運営に携わっていると振り返りました。

 青空対話集会について、これまで沖縄県や神奈川県で実施したことを挙げ、今後も「できるだけ地道に継続していきたい」と抱負を語りました。

 岸田政権について、「岸田総理は新鮮。強権的だった安倍・菅政権とは違う」と評価する一方、「何をやりたいか、それは何のためか。岸田総理は来年、問われてくる年になる」と語り、自分たちは「対話の中から柱を生み、半年後の参院選で有権者の皆さまの審判をいただく。そういう機会を誠心誠意、持ってまいりたい」と政府・与党に対峙する意気込みを語りました。

 27日に泉健太代表と福島県を訪問し、東京電力福島第一原子力発電所を視察したことに触れ、デブリの取り出しや廃炉作業の難しさを実感し、浪江町長から2万人だった人口が1700人に減ってしまった話を紹介し、福島県がおかれている厳しい現状を説明しました。その上で、原発の問題であると同時に文明の問題だとして、「あらゆることに及ぶ大事なエッセンスを含んでいる」と話しました。

 集まった聴衆と、需要低迷による生乳廃棄の問題、候補者擁立における党本部と都道府県連の調整、コロナ助成金を受給した議員の処遇、小川議員が出演している映画を鑑賞した感想や意見など活発な対話が行われました。