泉健太代表は党本部で31日、前副代表で元衆院議員の辻元清美さんの訪問を受け、今夏に予定される参院選挙比例代表選挙の公認申請書を受け取りました。大西健介選挙対策委員長が同席しました。
辻元さんは同日午前、地元大阪府高槻市内で報告会を開き、この夏の参院選挙比例代表選挙に立候補する意志を表明。その足で党本部を訪れたとして、「参院選挙の戦列に一緒に入って戦いたい」と力を込めました。
辻元さんは、泉代表が参院選挙で「女性候補5割を目指す」と発言したことに触れ、「ものすごく嬉しかった。これまで女性議員を増やそうという活動をしてきたのに、ここでくじけたら今まで言ってきたことと違ってしまう。自分が先頭に立って戦うことで多くの女性の候補者に『一緒にやろうよ』と、候補者発掘も一緒にやっていきたい」と話しました。
大西選対委員長は、「辻元さんの国政復帰を望んでいる人がたくさんがいる」と激励。泉代表は「立憲民主党は辻元清美さんを先頭にジェンダー平等に向けて頑張ります」と決意を述べました。
大阪での報告会で、「この夏、全国の皆さんの声を国政に届けるために、新たな活動の一歩を踏み出す決断をしました。コロナ禍で、そしてコロナ以前から格差も広がり、しんどい人がいる。『やっぱり、黙ってられへん』という思いが、日に日に高まったからです」と切り出した辻元さん。地元の高槻・島本をはじめ各地でいろいろな人と対話するなかで(1)日本全国の小さな声・「こんなこと言っても国会に届かない」と思っている声をしっかり受け止めて、国会に届けていく役割をもう一度担いたい(2)このままでは異論や小さな声が切り捨てられ、偏った日本になりかねず、それを阻止するために戦いたい(3)政府与党が暴走しそうな時に、歯止めをかける、しっかりした対立軸を作ってチェックしていく強い与党をつくりたい(4)これまで女性議員を増やす活動をしてきた立場として、共に闘う仲間をつくり、参院選挙で女性議員を増やしたい――と4つの理由から決意したと述べました。