西村智奈美幹事長は8日、定例の記者会見を開きました。冒頭、泉健太代表も同席し候補者公募を行うことを発表しました。国政、地方自治体を問わず、同日から女性の公募を先行して立憲民主党候補者公募特設サイトを公開し、18日から一般の公募を行います。

 泉代表は、党の執行役員が男女半数であることに触れる一方で、国会も自治体議会も女性が少ないと指摘し、「政界に更に新しい機運を巻き起こしていきたい」と意気込みました。さらに、生活の場や職場、子育てや介護、学校教育の現場、自分や家族、友人のことも含め、さまざまに抱えている課題や生きづらさを解消し、「真に男性も女性も伸び伸びと生活できる日本にしていく、そのために立憲民主党も力になりたい」との思いを述べました。

 西村幹事長は、公募ページの画像に吉田はるみ議員を起用していることについて、吉田議員自身も公募であり、「長い時間をかけて地域で活動し、そして先の衆院選で自民党の大物議員を破り初当選をした。ぜひ1人でも多くの皆さんに後に続いてほしい」と語りました。

 記者から女性候補者の公募を先行した理由を聞かれると、西村幹事長は「(同時の公募では)自分に対して向けられている公募だという実感はなかなか得られにくいのではないか」「まさにあなたに考えていただきたい、あなたにやっていただきたい、そういう思いを女性に強く届けるために女性の公募を先行した」と語りました。さらに女性候補者支援チームを設置しサポートをしていくことを説明しました。

 会見では他に、(1)使い勝手の改善を立憲民主党が求めていた小学校休業等対応助成金の申請を簡素化する方針が示されたこと(2)3回目の追加ワクチン接種の優先対象に保育園の職員などを含めるよう求めること(3)わが党が法案も提出して求めてきた離婚後ひとり親世帯等への10万円給付はようやく実現したようだが、今後の運用を注視していくこと――などについて発言しました。