西村智奈美幹事長は9日、次期参院選埼玉県選挙区公認候補予定者の高木まりさんと埼玉県内で記者会見を行いました。党公認は昨日8日の常任幹事会で決定したもの。会見には、大島敦衆院議員(埼玉県連代表)も同席しました。

 西村幹事長は、高木さんとは20年来の知人だとし、「生活者の視点をしっかり持っておられ、自治体議会を経験してきたという点でも素晴らしい。一方でおちゃめなところもあります」と述べ、長年の政治経験と人柄を兼ね備えた、国会において必要な人材だと紹介しました。また県内の情勢を記者団から問われ、厳しい選挙区だが「必勝区」と位置付けているとの認識を示しました。

 高木さんは、「失われた30年の中で、少しずつ日本が国力を落としてしまったのではないかといろんな皆さんが感じている」と語り、自身も子育てをしながら19年間、地方議会での活動を経験しているなかで国の施策に疑問を感じたことを踏まえながら、「日本はガラパゴス化」してしまったとの認識を示しました。その上で、「未来世代に向けて人や技術にしっかりと投資を振り向けていく」ことの必要性を訴え、教育分野への大幅な投資の拡大、脱炭素社会に向けた自然エネルギーや省エネルギー技術への投資の拡大、日本独自のワクチン開発などの政策を挙げながら、「支え合いの社会へとしっかりと転換をし、暮らしに安心を持つために、富の偏在ではなく分厚い中間層を作っていく」と決意を述べました。

 さらに西村幹事長は、「女性の候補者公募を昨日からスタート」したことを踏まえ、「生活の中からの声を反映できる女性の方に手を挙げていただきたい」とし、高木さんの本日の決意表明は「大きな弾みになった」と述べました。