白川あゆみ(しらかわ・あゆみ)参院総支部長は3月21日、泉健太代表とともに長崎県佐世保市内で商店街の練り歩き、大村市内では農業従事者との懇談やりっけん青空対話集会を開催しました。

■商店街練り歩き 佐世保市

 白川総支部長は市内の佐世保四ヶ町商店街で各店舗を泉代表、県連代表の山田朋子県会議員らとともに、各店舗を回りながら最近の景気状況や商店街の課題などの話を聞くとともに、立憲民主党への支持を訴えました。

 記者団の取材に応じた白川総支部長は、「地域の皆さんに地道に訴えていきたいい」と語り、「これからの長崎県、そして日本を担っていく私たちがしっかりと政治に向き合わなければならないと思っています。特に私たち40代は子育て世代であり、また高齢世代と若者世代をつなぐ大事な世代でもあります」と述べ、高齢者・若者の両方にとってよりよい政治づくりに取り組んでいく考えを示しました。

 泉代表も記者団の質問に応じ、長崎県の選挙区情勢について、「自民党の候補もようやく決まったようだが、長年歩み続けてきた白川さんの知名度は優っている。また(対立点として)自民党の『派閥同士の争いの政治』と対決をする、立憲民主党の『庶民の政治』ということで頑張っていきたい」と述べ、「先の衆院選で長崎県は野党の議席が増えたところ。この勢いを参院選勝利につなげたい」との意向を示しました。

 ■農業従事者との懇談

 農業従事者との懇談では、野菜栽培、養豚、コメ作りに取り組む農家の皆さんから話を聞きました。野菜農家の方からは、「大規模小売店などが海外から野菜を大量に輸入しており、価格競争に勝つのは難しい」。養豚農家の方からは、「ウクライナ情勢やコロナ過などの影響で、輸入飼料の価格高騰や、流通コスト高となり厳しい状況にある」。コメ農家の方からは、「米価は下落する一方、肥料や農薬、農機具は高騰し厳しい」などの意見がありました。各農家の共通した意見としては、「コストに見合った収入を確保できるようにしてほしい。猫の目農政ではなく、農家を支える政策をしてほしい」との切実な意見が出されました。

 泉代表はこれらの意見を受け止め、「燃油価格の高騰に対し、ガソリンだけでなくほかの油への補助も党派を越えて取り組んでいく。あらゆるコストが上がっている中で、戸別所得補償をしっかりと進めていきたい。現場から離れがちな自民党農政ではなく、野党から声を上げていく」と述べました。

 ■りっけん青空対話集会

 集会には、泉代表、白川参院総支部長、山田勝彦衆院議員が参加し、大村駅前で実施し、夕方の時間帯で雨も降る中でしたが、60人ほどの皆さんが集まりました。

 白川参院総支部長は、「政治は皆さんの暮らしの中から生まれていく。現場の声を大切にし、一人ひとりに寄り添う政治が必要です。対話集会では、皆さんの心の叫びを、また未来への希望の声を聞かせてください。皆さんとともにコロナ過を乗り越え、戦争のない、核兵器のない世界を作っていくために長崎から、大村から声を上げていきましょう」と訴えました。

 山田衆院議員は、「地元の皆さんの代弁者として、皆さんからいただいた声を、思い切り国政でぶつけて議場で戦っていく」と述べたうえで、ロシアのウクライナ侵攻に対し、「プーチン大統領の核兵器使用を示唆する発言に、最後の被爆地である長崎県の皆さんを代表する国会議員として、この発言は断じて許す訳にはいかない」と厳しく批判しました。

 対話集会では、参加者の皆さんから、「長崎県知事選」「安保法制」「政治家はもっと勉強すべき」「地方分権について」の意見や質問が出されました。

 泉代表は参加者からの意見や質問に丁寧に答えたうえで、「この大村での対話集会は、長崎での第一回目。その初めての試みに、複数の皆さんからご意見、ご質問が出たことはとてもうれしい。これからもみんなで政治家にものをいう日本にしていきたい。それが本当の民主主義だと思う」と、立憲民主党主導で「国民の声を受け止め政治を変えていく」仕組みをつくっていく考えを示しました