泉健太代表、徳永久志衆院議員(滋賀県連代表)は4月9日、今夏の参院選に滋賀県選挙区で立候補予定の田島一成(たじま・いっせい 元環境副大臣)さんらと、東近江市にある「滋賀県平和祈念館」・「あいとうエコプラザ菜の花館」を視察するとともに、草津市内で青空対話集会や街頭演説を行いました(上の写真の中央が田島一成さん)。
滋賀県平和祈念館
「滋賀県平和祈念館」は、県民の戦争体験を語り継ぎ、戦争の悲惨さや平和の尊さを学び、平和を願う心を育むための拠点となるよう作られた施設です。ボランティアの方との意見交換後に泉代表は記者団に、「展示物が充実しています。今、ウクライナで厳しい情勢が続き平和の重要性に注目が集まるなか、軍という視点だけではなく、国民生活とか学校という視点での詳しい展示があり、日常という視点で考える大切さを学びました。ウクライナでも、国民生活や子どもたちの教育や命が脅かされています。そういうところに目を向けなければいけないと強く感じました」と述べました。
あいとうエコプラザ菜の花館
続いて、「あいとうエコプラザ菜の花館」を泉代表らは視察。同館は、菜種収穫・乾燥・搾油設備、BDF(バイオディーゼル燃料)精製プラント、リサイクルせっけんプラントなどを備えた場であるとともに、取組みをさらに発展・拡大していく教育・啓発・実践の場となっています。菜の花館が取り組む「あいとう菜の花エコプロジェクト」は1998年に旧愛東町(現東近江市愛東地区)から始まり、全国に広がった地域内資源循環モデルであり、地域自立を促すプロジェクトでもあります。田島さんも現職のころから連携してきた取り組みです。家庭から集めた廃食油を粉せっけんやBDFにリサイクルし、市内での利用を推進しています。転作地を利用した菜種栽培を進め、東近江市産100%の菜種油「菜ばかり」を生産・販売しています。泉代表は意見交換で、「持続可能な循環型社会の成功事例として党もこの取り組みを広げていきたい」と語りました。
草津市内で「青空対話集会」
泉代表らは草津市内でウクライナ支援募金を呼びかけるとともに、「青空対話集会」に参加しました。中学生、若者、子育て中の女性などから、泉代表らに対し要望や質問が寄せられました。
中学生からは校則について中には疑問視するものもあるとの声に、泉代表は「校則でも、おかしいと思うのであれば声をあげることが必要」と応じ、考えを示すことの大切さに言及。また、政府の「子ども家庭庁法案」と立憲民主党の「子ども総合基本法案」の大きな違いは、「子どもの意見表明権を確立するための子どもコミッショナー制度の確立だ」と訴え、意見表明することの重要性を語りました。
田島さんも「まだ参政権をもたない子どもたちであっても、その声をしっかりと拾い上げる法案にしなければならない」と応じ、「子どもたちは管理・監督の対象ではない」と訴えました。
草津駅前の街頭演説で泉代表は、緊急事態条項を憲法に書き込むことを政府・与党が主張しはじめていることについて、「緊急事態を政府は必要とするかもしれないが、しかし国民の皆さんが本当に必要としているのか。憲法に緊急事態条項を入れれば安心だとか、安全だとか、そんな簡単な話ではありません」と指摘。「権力の側がどんどん強くなる政治を、私たちは変えていかなければいけない、変えたいと思っている」と訴えました。
草津市内での「青空対話集会」や街頭演説には、嘉田由紀子参議院議員も参加しました。