立憲民主党は4月10日、長崎県長崎市中央橋で「りっけん青空対話集会」を開催。小川淳也政務調査会長と来る参院選挙で長崎選挙区から立候補予定の白川あゆみ参院総支部長、山田勝彦衆院議員(長崎3区)、長崎県連代表の山田朋子県議らが参加しました。
白川総支部長は冒頭、「政治家が一方的に話したいことを話す政治ではなく、皆さんが暮らしの中で困っていること、誰に相談したらいいのだろうと思うことをお寄せいただくことで皆さんの悩み、課題を一緒に解決していきたい。皆さん方との対話を重ねることでこの長崎、日本がより良くなる。答えは現場にしかない、人の心の中にしかない。人を幸せにする政治は人の声から生まれてくると思っている」とあいさつ。同日は、フェイスブックでつながった、大村市に住む重度障害を持つ方と会い、介護者の賃金が安いことから、家に来てくれる人が見つからないという声を聞いたと紹介。こうした地域の声を受け止め、政策に反映させていきたいと述べました。
小川政調会長は、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について、一刻も早く停戦に持ち込まないといけないと表明。「長い間権力を握っていること」「けん制する野党勢力、ものを言える人、暴走を止められる人がいないこと」「報道の自由がないこと」から現在の蛮行、強行に至っているのではないかとの見方を示し、「野党が弱体化していることは対岸の火事ではない。長期権力を許さない心ある野党、国民にとっての選択肢、報道の自由を守る決意と具体的な努力が必要だ」と述べました。
その上で、人口減で人口構成が変わっていく中、社会保障や財政健全化、気候変動問題など、世代や立場を超えてお互いの立場、利益を慮り妥協点、解決策、方向性を見出せるのは「対話」だとあらためて主張、対話の政治を根付かせたいと力を込めました。
集会では、「消費税を下げてほしい」「最低賃金の引き上げを」「社会保険料が高い」「女性議員をもっと増やしてほしい」「立憲民主党が批判ばかりでないことは知っているが、それが周りに伝わっていない」など多くの声が上がりました。「日本では女性の議員が少なく、その結果女性の権利が無視されている。女性議員が増えればもっといい国になる。住みやすい街になる。頑張って」と、白川さんへのエールを込めた声に対し小川政調会長は、日本のジェンダー意識は国際社会から遅れ、特に深刻なのは、男性の加害者意識が薄いことと、女性の多くが被害者意識を奥底に抱えて込んでしまっていることだと指摘。「こうした意識を解放した上で話し合い、話し合うことで新しい文化をつくっていかなければいけない。その第一歩が国会でのクオータ制だ」と述べました。
小川議員はまた、野党は批判ばかりとの声が多くあることには、政府が国会に提出する法案の7、8割には賛成していると述べる一方、国民の暮らし、権利を脅かす法案に対しては怯むことなく野党として立ち向かっていくと訴えました。
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