小川淳也政務調査会長は4月17日、兵庫県伊丹市内で開かれた兵庫県第6区総支部(総支部長:桜井周衆院議員)主催の映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」(監督:大島新)上映会と対話集会に参加。会場から寄せられた質問一つにひとつに丁寧に答え、双方向の交流を深めました。

 小川政調会長は、映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』上映会に続いての講演で、監督の大島新さんの妻が同級生であったことが縁で、当時民主党から国会議員に初挑戦した2003年から17年にわたって断続的に撮影が行われていたこと、具体的に制作が決まった時には「いったい誰が観るのか」と思わず監督に尋ねたことなど、作品にまつわるエピソードを紹介。2020年6月の公開当時は、コロナ禍が直撃し試写会ができない状況で不安があったものの、結果的には多くの国民が暮らしと政治が直結していることを実感する中、予想外のロングランとなり約3万5千人の観客数を動員、大島監督曰く「コロナを追い風にした映画」になったと話しました。

 対話集会では、桜井周衆院議員、今夏の参院選挙に兵庫県選挙区から挑戦する相崎佐和子(あいざき・さわこ)兵庫県参院第1総支部長も登壇。伊丹市議3期を経て現在兵庫県議の相崎総支部長は、「私たちの声を国に届け、私たちの課題を解決し前に進めていきたいとの思いで決意した」とあいさつしました。

 桜井衆院議員の司会進行のもと、あらかじめ参加者から募った質問に加え、会場からの挙手を受けて小川政調会長がコメント。質問は、「ロシアによるウクライナ侵攻を受けての物価高騰に対しどのような景気対策、経済対策が必要か」「コロナ禍で浮き彫りになった脆弱な医療体制をどう立て直すか」「少子化の中、子ども・子育て予算をもっと拡充すべき」「ウクライナ問題を受けて核共有や、敵基地攻撃能力について議論が出ていることをどう考えるか」「自民党に立ち向かうためには野党は選挙協力が必要ではないのか」「立憲民主党が考える、あるべき政党の姿とは」など多岐にわたりました。

 小川政調会長は、ウクライナ情勢を受けて日本国内で安全保障に関しさまざまな議論が上がっていることには、「勇ましいことを言う人は戦争には行かない」と指摘。その上で、「具体的にどういう装備を持つのかというのは難しい。想定される国々との関係で緊張を高めることにならないか、専守防衛の境界線を曖昧にする可能性がないか」などと述べ、抑制的に議論すべきとの考えを示しました。この問題には相崎総支部長も発言し、「『命と暮らしを守る』ために必要なのは、戦いに行くことではない。専守防衛、けんかをしないことが命と暮らしを守ることになる。この夏の参院選挙は、日本がどういう方向に進んでいるのかの正念場。戦争ができる国にしようという動きに対し、そうではないという声を上げていこう」と呼びかけました。 自身の政治姿勢としては、人々の不安や怒り、不満に火を点けるような扇動型の政治とは一線を画したいと表明。「人には必ず善意や利他心がある。なかなか着火はしないが、そうした作業を通してでしかこの国が抱えている人口減や高齢化、社会保障の綻び、莫大な財政赤字、気候変動といった構造的な問題に立ち向かうことはできない」と述べました。

 映画の中のシーンで、小川政調会長の家族が「妻」「娘」と書いた、たすきをかけて支持を訴えている姿に感動したという男性からの声には、感謝の意を示す一方、「ジェンダーの観点からたくさんのお叱りも受け、反省している。次回作ではこのたすきが変わっている様子も観られると思う」と話しました。

 小川政調会長はまた、「自民党政権の最大の支持基盤は低投票率」だとも指摘。投票率の高い北欧の主権者教育にも触れながら、「いかに自分の人生と社会が切り離せないものだということを教わり、考え、社会は政治参加によってどう変えていけるかという可能性、想像力を働かせられるようになることが民主主義を健全に育んでいくための唯一であり最大の手段。粘り強く取り組んでいく」と力を込めました。