小川淳也政務調査会長は4月24日、鳥取県米子市を訪れ、立憲民主党鳥取県連時局講演会「山陰から日本を変える」と鳥取県連定期大会に参加し講演しました。湯原俊二衆院議員と村上たいじろう参院選候補予定者らも出席しました。

村上たいじろう参院選候補予定者


 鳥取県の職員をしていた33歳2児の父である村上候補予定者は、「子どもたちのために、この山陰地方で人口が減っていくと発展をあきらめていいのか、衰退をあきらめていいのか」と述べ、「私は決してそうは思いません。政治がしっかり変われば、人口減少は止まる。地域の活躍は増していく」と隠岐諸島の知夫村で人口が増えていることを例にとり、政治が変われば状況が変わることを強く訴えました。


 
 小川政調会長は、「日本の近代の歴史を考えたときに、太平洋側を中心に発展してきた歴史がある」と述べました。「明治にやった中央集権から150年、これからの150年は逆のことをやらなければいけない時代を迎えていると言っている人がいる」と紹介し、地方分権、地産地消型の経済社会構造への転換を訴えました。また、日本社会が抱える全ての問題の根源は人口減少と高齢化であると指摘し、「それが悪いと言っているのではなくて、それだけ変化してきているのに社会が変わっていないことで、さまざまな矛盾を持っている。だからこれからの時代は、その状況が変わっていることに合わせて、社会を正しく変革していけるかどうかが問われる」と説明しました。そのうえで、「それは簡単にはいきませんが、可能性に満ちているのは山陰地方だけとは言いませんがこの近代の日本の発展を支えてきた地域とまた異なる地域からだ。新しい文化や新しい経済、新しい社会のシステムを作っていかなければいけないと思いますし、私どもはそれをリードする政治勢力でなければならない」と強調しました。

 村上候補予定者について小川政調会長は、「本当に大変なご決意をくださいました。私も最初にチャレンジさせていただいたのは32歳のときであり、娘たちも小さかった頃ですが、いろいろな思いがあって、こうしてご決定をいただいたことに大変な経緯と感謝を申し上げ、同時に責任を感じているところだ」と述べました。


 湯原議員は村上候補予定者について、「日本の政治を変えるんだと言って清水の舞台から飛び降りた若者。何としても支えていく」と呼びかけました。


 講演会終了後に小川政調会長は記者団からの取材に応じました。講演で話した地方の発展のためには具体的に何をすべきかを問われると、小川政調会長は農林水産業と再生エネルギーの融合を訴えました。小川政調会長は、「これこそがわが党が政策の柱に据えた地方の振興策だ」と述べました。